2014 08 14

それがテレビ朝日

ほとんどの人は、規約なんてろくに読んでないんだよな。 それを当てにして好きな事を書いてたら、タイミングが悪くて非難されたという話。 産経ニュースから。

テレビ朝日が開設した動画投稿サイトで、 「投稿作品は自由に編集・改変して番組で放映するが、問題が発生した場合の賠償責任は投稿者が負う」 などとする内容の利用規約を設定したものの、インターネット上で批判が殺到したことを受けて直後に閉鎖したことが13日、分かった。

謝礼は出さず、炎上責任だけ投稿者に負わせ…

問題となったのは、視聴者が撮影したスクープ、ハプニング映像などを投稿するサイト「みんながカメラマン」。今月11日に開設されたばかりだった。

同サイトは利用規約で、投稿者について謝礼などはなく、著作者としての権利も行使できない-と規定。 さらに、番組放送などで利用するため、テレ朝側が 「自由に編集・改変できる」 ともした。

一方、動画放映で苦情を受けた場合などには 「テレビ朝日からの要求に従い、投稿者の責任と費用において解決する」 と定めていた。

こうした規約に、 「投稿を利用する立場なのに、一方的に責任を押しつけている」 などの批判がネット上で殺到。 これを受けたテレ朝は12日に利用規約を削除し、サイトを閉鎖した。 同社広報部は 「一部に誤解を招く表現があった。規約の改訂が終わり次第、サイトを再開する」 と説明しているが、具体的な時期などは 未定という。

朝日新聞の捏造に注目が集まっている時に、その系列で 「俺が好き勝手に改変するけど、それで問題になったらお前の責任」 ってのは拙かったよな。 誤解 ってなんだろうね。

俺が仕事で作ったプログラムの著作権は会社にあって、それを納品すれば著作権も納品先の会社に行くことが多い。 どの範囲が会社でどこからが納品先かは契約次第だけど。 で、著作権がこちらに全面的にない場合でも、納品後の一定期間であれば、プログラムに問題があった場合は無償対応する。 でも、そうして対応するのは、製品に対して金をもらっているからなんだよな。

何かあったときの責任を取らせるなら、金を払えよ。 昔なら、テレビで取り上げられることそれ自体が報酬ってのも通じたと思うけど、YouTubeを肇とする投稿サイトがある今の世の中、採用されるかどうかも判らないテレビへの投稿でこれはないだろう。 年寄りならともかく、ネットを使う世代なら尚更。

俺としては、テレビ朝日には規約を変えないままで突き進んでほしいものだけど。 で、投稿がさっぱり集まらず、YouTubeやニコニコ動画からパクって、投稿者から著作権侵害で訴えられたりするのを見てみたい。

しかし、動画に限らず、投稿なんてみんな同じ扱いだろう。 今、朝日を非難している読売にしても、発言小町への投稿を、本来の意図とは真逆に書き換えたりしてるわけだし。

手を入れなきゃ使えないようなものなら使わなきゃ良いようなものだが、手を入れて使えそうなら手を入れて使ってしまうつもりだったんだろう。 むしろ添削してやってるぐらいのつもりだったとか。 みんながカメラマン というが、この 「カメラマン」 を下請けの新人カメラマン程度に見ていたのかもしれないな。