2014 10 30

男って奴は

菊祭り

高幡不動の菊祭りに今年も飾られる亀。 ペアで飾られていた鶴が、今年はいなかったような気がするな。

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こちらも恒例行事の記事。 時事通信から。

「ダボス会議」を主催するシンクタンク、世界経済フォーラム(本部ジュネーブ)は28日、社会進出などに関する2014年の各国男女平等度ランキングを発表した。 日本の総合順位は142カ国中104位と13年から1ランク改善したが、欧米諸国に依然、大きく水をあけられている。 首位は6年連続でアイスランド。

雇用や収入を含めた経済的側面のほか、教育、健康、政治参画の4分野について、男女格差を分析。 日本は引き続き女性議員の少なさが目立った。 また上場企業の役員に占める女性比率の低さも評価に響いた。

こういう欧米基準のランキングだと、ネタが何であれアジア各国が下の方に来るものなのだが、せっかくだから順位を全部見てみよう。

総合順位は以下の通り。

順位 地域
1アイスランドヨーロッパ
2フィンランドヨーロッパ
3ノルウェーヨーロッパ
4スウェーデンヨーロッパ
5デンマークヨーロッパ
6ニカラグア中南米
7ルワンダアフリカ
8アイルランドヨーロッパ
9フィリピンアジア
10ベルギーヨーロッパ
11スイスヨーロッパ
12ドイツヨーロッパ
13ニュージーランドオセアニア
14オランダヨーロッパ
15ラトビアヨーロッパ
16フランスヨーロッパ
17ブルンジアフリカ
18南アフリカアフリカ
19カナダ北米
20アメリカ北米
21エクアドル中南米
22ブルガリアヨーロッパ
23スロベニアヨーロッパ
24オーストラリアオセアニア
25モルドバヨーロッパ
26イギリスヨーロッパ
27モザンビークアフリカ
28ルクセンブルクヨーロッパ
29スペインヨーロッパ
30キューバ中南米
31アルゼンチン中南米
32ベラルーシヨーロッパ
33バルバドス中南米
34マラウイアフリカ
35バハマ中南米
36オーストリアヨーロッパ
37ケニアアフリカ
38レソトアフリカ
39ポルトガルヨーロッパ
40ナミビアアフリカ
41マダガスカルアフリカ
42モンゴルアジア
43カザフスタンヨーロッパ
44リトアニアヨーロッパ
45ペルー中南米
46パナマ中南米
47タンザニアアフリカ
48コスタリカ中南米
49トリニダード・トバゴ中南米
50カーボヴェルデアフリカ
51ボツワナアフリカ
52ジャマイカ中南米
53コロンビア中南米
54セルビアヨーロッパ
55クロアチアヨーロッパ
56ウクライナヨーロッパ
57ポーランドヨーロッパ
58ボリビア中南米
59シンガポールアジア
60ラオスアジア
61タイアジア
62エストニアヨーロッパ
63ジンバブエアフリカ
64ガイアナ中南米
65イスラエル中東
66チリ中南米
67キルギスヨーロッパ
68バングラデシュアジア
69イタリアヨーロッパ
70マケドニアヨーロッパ
71ブラジル中南米
72ルーマニアヨーロッパ
73ホンジュラス中南米
74モンテネグロヨーロッパ
75ロシアヨーロッパ
76ベトナムアジア
77セネガルアフリカ
78ドミニカ共和国中南米
79スリランカアジア
80メキシコ中南米
81パラグアイ中南米
82ウルグアイ中南米
83アルバニアヨーロッパ
84エルサルバドル中南米
85グルジアヨーロッパ
86ベネズエラ中南米
87中国アジア
88ウガンダアフリカ
89グアテマラ中南米
90スロバキアヨーロッパ
91ギリシャヨーロッパ
92スワジランドアフリカ
93ハンガリーヨーロッパ
94アゼルバイジャンヨーロッパ
95キプロスヨーロッパ
96チェコヨーロッパ
97インドネシアアジア
98ブルネイアジア
99マルタヨーロッパ
100ベリーズ中南米
101ガーナアフリカ
102タジキスタンヨーロッパ
103アルメニアヨーロッパ
104日本アジア
105モルディブアジア
106モーリシャスアフリカ
107マレーシアアジア
108カンボジアアジア
109スリナム中南米
110ブルキナファソアフリカ
111リベリアアフリカ
112ネパールアジア
113クウェート中東
114インドアジア
115アラブ首長国連邦中東
116カタール中東
117韓国アジア
118ナイジェリアアフリカ
119ザンビアアフリカ
120ブータンアジア
121アンゴラアフリカ
122フィジーオセアニア
123チュニジアアフリカ
124バーレーン中東
125トルコ中東
126アルジェリアアフリカ
127エチオピアアフリカ
128オマーン中東
129エジプトアフリカ
130サウジアラビア中東
131モーリタニアアフリカ
132ギニアアフリカ
133モロッコアフリカ
134ヨルダン中東
135レバノン中東
136コートジボワールアフリカ
137イラン中東
138マリアフリカ
139シリア中東
140チャドアフリカ
141パキスタンアジア
142イエメン中東

アジアについては、ほぼ予想通り。 アフリカの国が随分上位にあると思ったら、内戦で男が大量に死んだせいらしい。 それでいいのか? まあ、経緯がどうかではなく現状がどうなのかを示す数字だし、いいのか。

項目別の日本の評価は、以下の通り。

項目 順位
経済的平等 102
教育機会 93
健康 37
政治参加 129

項目によって随分と違いがあるな。

さて、記事はいかにも男が優遇されている風だけど、実際にそうなのか、項目別にちょっと考えてみた。

政治参加

前回の衆議院選での男女の人数と、衆議院と直結ではないけど相関関係にあると思われる閣僚の男女人数を見てみる。

総数 女性 割合
立候補 1504 225 14%
当選者 480 39 8%
閣僚 23 4 17%

投票を消極的な参加、立候補を積極的な参加と定義して数字だけ見ると、政治に積極的に参加する女は少ないが、当選する女はもっと少なく、しかし当選すれば優遇されるという結果。 得票数まで考慮すると、優遇度合いは少し下がりそうだけど。

健康

平均寿命を考えれば、もうずっと女のほうが上。

教育機会

男子校と女子高なら女子高のほうが多いので、単純に数字で判断するなら、教育機会は女の方が上。 でも、偏差値が上がるほど男の割合が増えるので、教育の成果なら男の方が上と言えるのかな。

経済的平等

教育成果がそのまま社会にスライドした結果が経済状況に反映されるのだとしたら、経済的平等の102位という数字からは、足りないのは女の頑張りなんじゃないのかって気がしてくるな。

ところで、この手の男女平等度合いのランキングって、下から見ると女性差別ランキングみたいなニュアンスで紹介されるけど、どっちが上かに関係無く差があれば不平等とカウントしてるんだよな? 平均寿命は女の方が上だからプラスではなくて、男女で10歳ぐらい差があるからマイナスだけど、その差は他の国よりは小さいから上位ってことでいいんだよな?

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水着美女の壁紙がセクハラ扱いの日本では絶対にできないだろう広告の話。 ねとらぼから。

ロシア・モスクワの街に女性の胸を大々的にプリントした「おっぱいトラック」が登場。男性ドライバーが思わず見とれた結果、1日で500件を超える交通事故が発生して騒ぎになっています。

トラックの側面に大変ご立派な女性のおっぱいをプリントし、乳首の部分を広告文で隠したもの。約30台がロシアの路上を走行しました。この見えそうで見えない絶妙なデザインが男性ドライバーの注目を集めすぎてしまい、よそ見運転が続出。1日で517件もの交通事故を引き起こしてしまいました。

いろいろな意味で効果が絶大すぎたこの広告トラックは、警察によってすべて走行禁止に。広告を掲載した広告代理店は事故の損害の一部を補償すると発表しています。

まあ、見るよなぁ…。

日本とロシアとでは、カップサイズが2段階ぐらい違うのだそうだ。 サイズの表示は同じCカップでも、ロシアのCカップは日本のEカップぐらいだとか。 記事では 大変ご立派な とあるが、それは日本人(だよな?)が見るからそう感じるのであって、実はロシアでは平均サイズなのかもしれないな。

で、気になるのは、事故の発生件数と大きさに関係があるかどうか。 もっと大きかったら、もっと小さかったら、事故の発生件数は変わっていただろうか。 事故の発生件数は変わらないけど、事故を起こす人達の属性、例えば年齢層が変わったりすると、それはそれでまた興味深い結果なんだけどさ。

その他、顔まで見せた場合と見せなかった場合での事故発生件数の違いも、ちょっと気になるところ。 何であれまず胸に注意が行くのだけど、その後にその持ち主を見て、見た結果によって興味が継続するか、高まるか、失せるか、もう全然違ってくるのだ。 ああ、いや 「失せる」 ってのは言い過ぎか。 熱は一気に冷めるけど、でもきっと見るんだよな。 勿体無いと思いながら、或はちょっと負けた気分になりながら、或は視界から顔を排除して。