2015 02 05

家を出るときは薄曇りだった天気が、バス停でバスを待っているうちに小雨になり、バスを降りるときには霙混じりに。 そして昼前には本格的な雪になっていたのだが、降っても降っても全く積もらず、3時頃には止んでしまった。 夕方の帰り道には、今日が雪だった痕跡すら無い状態。

昨日から今朝にかけての天気予報では、前回を上回る大雪の可能性と言っていた。 確かに雪は降ったのだが、積雪という点では、少なくともこの近所では0で、大雪の予報が当たったとは言い難い。 もちろん外れて良かったのだが、降雪量ではなく積雪量を決める主な要素はなんだろうと疑問に思ったのだった。

+

YouTubeで、テレビ朝日のアカウントが停止になっていたらしい。 弁護士ドットコムニュースから。

テレビ朝日が動画サイト「YouTube」に開設しているニュースチャンネル「ANNnewsCH」で、2月4日正午ごろ、すべての動画が見られなくなった。 同日午後4時ごろから一部の動画が再び見られるようになったが、5日午後1時現在でも、見ることのできない動画が多数存在している。

同社広報部によると、4日正午ごろ、同チャンネルのページに 「暴力に関するYouTubeのポリシーに複数回または重大な違反をしたため、このアカウントを停止しました」 というメッセージが表示され、投稿されているすべての動画を視聴できなくなった。

テレビ朝日はYouTubeを運営するグーグルに復旧を依頼。 午後4時ごろから、投稿日時の古い動画から徐々にアクセスできるようになった。 しかし、アカウント停止前には、1万本以上の動画が投稿されていたにもかかわらず、4日午後8時にテレビ朝日が確認したところ、3000本程度しか復旧していなかったという。

グーグル 「コメントを差し控える」

テレビ朝日広報部は、弁護士ドットコムニュースの取材に対し、 「YouTubeのユーザーから違反報告が複数あり、グーグルの米国本社がアカウント停止の判断をしたようだ」 と説明している。 具体的にどの動画がポリシーに違反していたかについては、 「グーグル側から明らかにしてもらえなかった」 (テレビ朝日広報部)という。

今回のアカウント停止の理由として、ネット上では、中東の過激派組織 「イスラム国(ISIL)」 を扱ったニュースが原因だと指摘する意見もある。 しかし、テレビ朝日広報部は 「放送済みのニュース動画か、テレビ朝日の放送倫理基準を満たした動画のみを掲載している。 暴力的と認識される動画は掲載していない」 とコメントしている。

テレビ朝日広報部によると、同チャンネルは2009年秋に開設されたが、アカウントが停止される事態に陥ったのは、今回が初めて。 広報担当者は 「なぜ今回のような事態になったのか、グーグル側に引き続き、原因の調査を依頼している」 と困惑気味に話していた。

一方、グーグルは、弁護士ドッドコムニュースのメール取材に対し、 「特定の動画やチャンネルについてはコメントを差し控える。 一般論として、コミュニティガイドラインに違反していると報告があった動画やチャンネルについては、削除やアカウント停止などの対応をすることがある。 YouTubeではこうした違反報告を24時間体制で確認している」 と回答するにとどまった。

テレビ朝日が言うには、YouTubeに掲載しているのは 放送済みのニュース動画か、テレビ朝日の放送倫理基準を満たした動画のみ とのこと。 だったら、その テレビ朝日の放送倫理基準 が駄目だってことだろ。

しかし、暴力に対する放送倫理基準ってのはどの辺りなんだろうね。

例えば殺人は、何か事件が起きて放送を自粛することがたまにあるが、ドラマのネタとして普通に使われている。 でも殺す場面や死体の描写については、残酷にならないような配慮がされて、テレビに映るのは綺麗な死体だけ。 まあ死体は人が演じる場合がほとんどだし、とりあえず死んでいることだけが伝わればいいので、わざわざ金をかけたくないという経済的な事情もあるだろう。 でも、金をもっとかけるであろう映画であっても生々しい死体がでてこないのは、やっぱりいろいろ配慮されるからだろう。 逆に言うと、その配慮さえなされていれば、どんな殺し方であっても娯楽のネタにすることが可能になるのだな。

つまり 「暴力の見え方だけが問題であって、暴力やその結果を娯楽にするのは問題無い」 ということか。

倫理基準がそれでいいのか?

と、一瞬疑問に思ったが、これはこれでいいのか。 牧場でのびのび育つ牛を見せて、屠殺の現場は見せないで、肉を切ったり焼いたりするのは見せて、食べて美味しいと言って見せる料理番組と同じなんだよな。 って、まあ、今更言うことでもないんだけどさ。

しかしテレビ朝日は、Googleに対して 「表現の自由」 という方向では抗議しないんだね。

+

映像関連のニュースをもう一つ。 日テレNEWS24から。

大阪市立小学校で、女子更衣室から、盗撮用とみられるカメラが見つかったにも関わらず、教頭がカメラを破壊するなど、校長とともに事実を隠し、懲戒処分を受けていたことがわかった。

大阪市教育委員会によると大阪市立小学校で、去年7月、教職員用の女子更衣室から盗撮用とみられるカメラを女性教諭が発見し教頭に報告した。 教頭は、校長に報告したが、校長は、 「犯人探しはしたくない」 として調査をせず、その後、教頭はハンマーでカメラを破壊した。

教育委員会は、先月、校長を停職1か月、教頭を停職2か月の懲戒処分とした。

校長は 「適切な判断ができなかった」 教頭は 「校長がなかったことにしたがっている、と考えた。 自宅でカメラを確認したところ映像はなかった」 としており、ともにカメラを置いたのは自分ではない、と話しているという。

こちらは校長と教頭というアカウントの一時凍結。

大抵の場合、 「自分ではない」 という言葉は説得力がないんだけど、この流れだと、もう、ねえ。 ハンマーでカメラを破壊って…。

しかし、盗撮用のカメラを発見したときに誰に報告するかは、迷うとこだよなぁ。 更衣室にカメラを仕掛けるのって、外部の人間よりも職員の可能性の方が高いだろう。 その高い可能性の中に、校長や教頭もいるのだから。 かといって、いきなり警察は大袈裟と考えるだろうし。

いや、教頭に報告ってのも、内部犯行説を考えた結果の行動なのかもしれないのか。 仕事で何か問題が起きたときの報告ルートが、例えば 学年主任 → 生活主任 → 教頭 → 校長 と、もうちょっと段階があったのを、そのルートの手前の方に怪しいのがいたから途中をすっ飛ばしたとか。

カメラの映像は、発見者が消したのかもしれないな。 犯人捜しはしてほしいが、証拠映像として自分の着替えシーンが使われるのは嫌だから、映像を消してカメラがあったことだけを報告したとか。

映像を確認したんだとしたら、あまりにも自分ピンポイントだったことで同僚の女性教諭を疑ったって可能性もあるのか。 盗撮は、大抵は自分の趣味だろうけど、業者に売るために撮ってる人もいるようだし。 実は既に売られていて、密かに流通しているのかもしれない。 「現役女教師盗撮」 なんて。

そう言えば、女教師も盗撮もそれぞれ一つのジャンルを成してるんだけど、評価軸(?)が違うんだよな。 盗撮は状況で、女教師は属性。 例えばこんなマトリックス。

属性
教師 学生 OL 主婦
状況 盗撮
脅迫
合意
露出

「女教師」 だけなら25%の人が興味を持ち、同様に 「盗撮」 だけでも25%の人が興味を持つ。 しかしこれらは違う軸なので 「女教師盗撮」 と両方を同時に兼ね備えることができ、この場合は37.5%の人が興味を持ち、6.25%の人がすごく興味を持つことになる。 商売を考えるなら、状況と属性を併記するのが正しい戦略。

まあ、だからどうってこともないんだけどさ。 それに、実際はこんな単純な2次元マトリックスじゃなくて、巨乳/貧乳という評価軸が入って3次元マトリックスになったりするし。

それにしても、盗撮って無くならないものだな。 そんな危険を冒さなくても、ちょっとした金で欲望が解決できるはずなのに、そのちょっとした金を盗撮の機材購入に使ったりしてさ。 まあ、見せるつもりで見せているものより、ちょっとした油断で見えてしまうものの方に価値が有ったりもするし、見せてもらうために金を払ったんじゃ何も満たされないのかもしれないな。