2015 04 11

何を学ぶのか

ダンボールをゴミに出すためにAmazonの箱を分解していて、その中に 公益財団法人プラン・ジャパン の広告が入っているのに気がついた。 箱を捨てる時に一緒に捨てようと思って、そのまま箱の中に放置していたのだろう。 伝票なんかの薄っぺらな紙ならそのまま届いた本の栞代わりに使うこともあるのだが、これは栞にするには厚いし大きいし。 せっかくなので捨てる前に読んでみたら、ちょっと気になることが書いてあった。

女の子が初等教育を5年間受けると、将来生む子供が5歳まで生き延びる確率が40%以上も上がります。 ケニアでは、女性が男性と同じレベルの教育を受け、農作業にも決定権を持った場合、収穫高が22%アップしたというデータもあります。 女の子への教育効果は、ひとりの女の子に留まらず、家族、地域、国や世界に広がり、世界の貧困問題を解決することにつながるのです。

女の子への教育の結果、生存率が40%上昇するのに対して、収穫高は22%しか増加しない。 食べる人の増加が、食べられる食糧の増加を上回るということだ。 だとすると、 女の子への教育は食糧難を招く ことになるのではないか。 貧困もますます酷くなるのではないか。

まあ、この数字だけで単純計算する訳にはいかないんだろうけどさ。 生存率と出生率は違う数値だし、少なくとも出生率は、若いうちからの結婚が減るのに合わせて減るのかもしれないな。

あれ? 考えてみれば、教育を受けた人たちは教育を受けてから結婚して出産するのだろうから、出産する年齢も上がっているだろう。 子供の生存率を下げる要因が何なのか広告中には記載がないが、それが早すぎる出産による母子双方への身体的な負担だとしたら、適齢期までの時間稼ぎが教育である必要はないんだよな。

例えば 「女の子が住み込みで5年間稼いだ後に出産すると」 でも、子供が5歳まで生き延びる可能性は40%以上も上がるのではないか。 いやむしろ子供にかかる医療費を先に稼いでおく方が、教育よりも生存率を上げそうな気がするな。 その労働が農作業なら、収穫率も上がるのではないか。

食料で思い出したのが、思わず笑ってしまった掲示板のスレッドのタイトル一覧。 探してみたらすぐ見つかったので、幾つか抜粋。

【隠しきれない】 嫁のメシがまずい 5 【隠し味】
【匙加減を】 嫁のメシがまずい 6 【知らぬ愛】
【外食で】 嫁のメシがまずい 7 【命をつなげ!】
【愛ゆえの】 嫁のメシがまずい 8 【暴走】
【好きだから】 嫁のメシがまずい 9 【言えない】
【鍋もおでんも】 嫁のメシがまずい 12 【アレンジ禁止】
【妻の手は】 嫁のメシがまずい 13 【ハルプン手】
【妻の手は】 嫁のメシがまずい 14 【メガン手】
【ダイナマイト】 嫁のメシがまずい 16 【カキフライ】
【夕食に】 嫁のメシがまずい 17 【招くぞ】
【妻の愛情】 嫁のメシがまずい 18 【夫の驚愕】
【これは】 嫁のメシがまずい 19 【何?】
【天使の微笑】 嫁のメシがまずい 20 【悪魔の味覚】
【緊張の夏】 嫁のメシがまずい 21 【メシマズの夏】
【食欲の秋】 嫁のメシがまずい 22 【激ヤセの俺】

ダイナマイト・カキフライは俺もやった。 水気はちゃんと取ろう。 まあ半分以上ネタだろうし、誇張してこそってのもあるだろう。 それにしても、随分と長く続いてるんだな。

小学校が卒業できて嬉しいという女の子から見れば遥かに高学歴な日本なのだが、高等教育は料理の腕とどの程度関係するのかな。 分類と一般化。 仮説と検証。 そんな、教育の中で身につけるべき姿勢が身についていれば、料理もそれなりに上手くなりそうなものだが。 いや、仮説を夫で検証しているからこそ、なのかもしれないのか。

ベランダの花の1

中央の鉢から芽を出した何かは、水仙のように上に向かって伸びそうな形をしているのに、何故か横這いに伸びていた。 で、花が咲きだしたら、今度はぐっと曲がって左隣の雑草の鉢に向かいだした。 そしてこの状態。 なんだかここだけ台風が来たような感じになってしまった。

ベランダの花の2

朝9時頃。 まだ蕾。

ベランダの花の3

午後3時頃。 散歩から帰ってきたら、ぱっくり開いていた。