2015 11 01

自殺なのか

近所で子供が死んだ件 の扱いが、事件の異常さに対して随分と小さい気がするのは俺だけだろうか。 同じ子供でも、多摩川だったかの河原で殺されていたのと比べると、続報の量は全然違う。 近所だから俺の関心が高くて続報を期待している、その期待ほどに続報が無いことを絶対的に続報が少ないように感じてしまっているが、実は同じ程度に報道されている… なんてことは無い… はず。 少なくともNHKにおいては。

最初の記事がインパクトが強かったが、実は見る人が見れば自殺だと簡単に結論付けられるような状況で、メディアもそういう理解なのだが、また別の事情や配慮で報道しないパターンなのかな。 そういえば、死者の名前も公表されて無いし。

その乏しい続報の中で、唯一新情報と言えるのが、子供がちょっと特殊な学校に通っていたこと。

東京都日野市三沢にある通称「高幡山」で26日夜、両手足が縛られた子供の全裸の首つり遺体が発見された。 亡くなっていたのは市内に住む小学4年生の男児(10)。 第一報を聞く限り猟奇殺人事件が連想されたが、警察は早々と「自殺が濃厚」と判断した。

〜中略〜

「今日、先生に 『○○君が亡くなった』 と言われたけど、全く知らない子だった。 いたらしいんだけど、みんな 『誰? 誰?』 という感じだった」 と同級生の“はずの”女児は話す。 それもそのはず。 男児はこの小学校に籍を置きながら、都内にあるNPO法人が運営する学校に通っていたからだ。 同校は生徒の自主性を尊重し、最終的に宇宙とつながることを目的とした教育法を取り入れている。

〜中略〜

一方で、同校近くの住民からは「あそこの学校は親同士の仲はいいけど、生徒同士が笑顔で話しているところはあまり見ないんですよね」という奇妙な声も聞かれる。 同校ではケータイは禁止で、テレビやインターネットも推奨していない。 生徒のなかにはそうした環境を望み、自らの意志で同校を選ぶ者もいれば、親が入学を決めてしまうケースもある。 男児は一体何を思い詰めていたのか――。

livedoor NEWS の記事の抜粋だが、これはこれでどうなんだろう。 自殺の原因が学校や家庭環境にあるのだと言わんばかりの構成で、なんだか胡散臭いのだが。 逆に、本当はもっとはっきりしたことが判っているのだが、こんな風に匂わす程度が精一杯の事情があるのだろうか。

この件とは関係無いが、続報を漁っている中で見つけたエクストリーム自殺の事例が、不謹慎だがちょっと面白かった。

自殺のエクストリーム具合を際立たせるために事実の断片をエクストリーム編集している雰囲気も感じるのだが、まあネットから拾ってきたって時点で今更か。

しかし、忘れるもんなんだなぁ。 事例の幾つかは、そう言えばそんなこともあったなと思い出せる。 しかしその記憶も 「なんでこれが自殺なんだ?」 という感想を持ったことだけをぼんやり思い出す程度のもの。 この事件も、俺の中ではきっとあっという間に風化していくんだろう。

仏の座

白い仏の座が元気。 しかしこのまま紫酢漿草の鉢に同居していると、父に雑草として抜かれてしまいそうだし、専用の鉢に引っ越そうかな。