2016 05 25

夕焼け

夕焼け

玄関から夕焼けが見えるようになるのが、俺の中での夏の始まり。 今年は暑くなるらしい。

沖縄

沖縄で米軍関係者が強姦殺人容疑ということで、米軍基地が、ついでに沖縄を犠牲にした安全保障政策も熱く叩かれている。 まあこの展開は予想通りだし、そりゃそう言うだろうとも思う。 だから実効性のある対策を米軍や米国政府に積極的に求めていけば良いと思うし、この際だから地位協定の見直しにも踏み込めば良いと思う。

とはいえ、叩くにも適正な温度ってものがあるだろう。 こうした事件の度に沖縄の基地に駐留する米軍が諸悪の根源のように報じられるが、数字で見ると、実はこいつらが割と安全だったりするのだから。

で、その数字。

沖縄県警の犯罪統計から、まずは刑法犯の検挙人数

罪種 検挙人数
平成27年 平成26年
総数 3925 3408
凶悪犯 61 58
粗暴犯 678 718
窃盗犯 1870 1977
知能犯 210 181
風俗犯 122 80
その他 354 394

在日と来日を合わせた外国人の検挙件数と、そのうちの米軍関係者の検挙人数。

罪種 検挙人数 米軍構成員等人数
平成27年 平成26年 平成27年 平成26年
総数 81 68 42 27
凶悪犯 5 3 4 1
粗暴犯 17 15 9 4
窃盗犯 40 35 20 14
知能犯 2 2
風俗犯 1 1 1
その他 16 12 9 7

次に人口。 犯罪統計に対してちょっと古いが、2013年では以下の通り。

区分 人口(万人)
沖縄全体 142.3
米軍の軍人、軍属、家族 4.7

2年では人口はほとんど変化しないと仮定して、人口と検挙人員とから犯罪者率を計算する。 検挙された後で裁判があるので、検挙人数から犯罪者率というのは微妙だが、まあ大きく数字がぶれることはないだろう。

区分 人口(万人) 検挙(人) 犯罪者率(%)
沖縄全体 142.3 3925 0.276
米軍関係 4.7 42 0.061

そして結論。

沖縄人の犯罪者率は米軍関係者のおよそ4倍

警察は県の管轄だから、県の治安の責任は知事にある。 知事は米軍関係各方面に向かって実効性のある対策を実施することを求めているが、まずはお前が沖縄県人をどうにかしろってことだよな。

まあ、その対策が米軍基地の撤廃なんだろうけどさ。 県知事に言わせれば、沖縄県人が凶暴なのもきっと米軍基地があるからなのだ。

ところで、米軍関係の犯罪だけを執拗に、しかも犯罪率が高そうに報じるのは、ヘイトスピーチにはならないのかね。