2016 10 08

使用禁止

買い物に行くのをちょっと遠回り。 小学校沿いの道を歩いていてふと塀の中を見ると、遊具の全部に使用禁止を意図したと思われるテープが貼ってあった。

使用禁止の1

トンネルは特に厳重に入れないように。

使用禁止の2

ジャングルジムは各面対角線に1本だけ。 これはどうなんだろう。 効果があるのだろうか。 馬鹿な子供がこのテープに足を引っ掛けて怪我をして、馬鹿な親からクレームが来そうな気がするが。

グランドの端の方では、子供の集団が大人の話を聞いていた。 子供らの服が二色に分かれていることから察するに、これから試合でもするのだろう。 テープはあの子達への対策だろうか。

しかし父を連れての散歩で土日はよくここを通るのだが、過去、こんな風にテープが貼ってあったのを見た覚えが無い。 グランドはほぼ毎週使用中なのだが。 大抵は試合じゃなくて練習だし、この学校の児童だけなら使うのは問題ないってことだろうか。 しかし他校の児童だから使わせないなんて小さいことも言わないよな。 慣れてないから危険って程の物もないし。

まあ何か使用させたくない理由があったとして、なぜテープなんだろう。 使用禁止ならそう書いて貼っておくか、指導者側にあらかじめ伝えておけば十分だろう。 こんな面倒なことをしなくても良いと思うのだが。

と思ったが、すぐに考え直した。

子供が注意書きの張り紙なんて見るはずがないんだよな。 見たら見たで、立ち入り禁止なら座って入れば良いとか言うのだから。 というのは、まあ、親から聞かされた子供時代の俺なんだけど、俺だけが特別に屁理屈をこねるクソガキだったってこともなくて、子供なんてきっとみんなそんな感じなのだ。

指導者も微妙。 校内禁煙のようで門の外に出てタバコを吸っているのをたまに見かけるが、そいつら、吸い殻をたいてい側溝に捨てている。 その程度のモラル。 ま、審判に見つからなければ反則じゃないというのがスポーツマンシップだし、その程度できっと何の問題も無いのだろう。

そして自問自答。

「お前が言うなって話だよね?」

「いや、過去がどうであれ、言ってることが正しければ良いじゃん」

「でも過去は問われるよね?」

「そりゃそうだけど、例えば人を殺すなって、人を殺したことが無い人よりも実際に殺した人が言う方が説得力があるんじゃない?」

「その理屈だと、タバコをポイ捨てする指導者の方が良いってことにならない?」

「いや、それは…」

「経験に裏打ちされた言葉なんだよね?」

「それは、まあ…」

いったい俺は自分に勝ったのか負けたのか。

阿蘇山噴火

地震の復旧も終わらないうちに阿蘇山の噴火。 産経ニュースから。

8日午前1時46分ごろ、阿蘇山(熊本県)の中岳第1火口で爆発的噴火が発生した。 高さ1万1千メートルに達する噴煙を観測。 1キロを超える広い範囲に噴石が飛散した可能性があるという。 火口からおおむね2キロの地域では大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけている。

中岳第1火口で爆発的噴火が発生したのは昭和55年1月26日以来36年ぶり。 気象庁は噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げた。

政府は8日未明、首相官邸の内閣危機管理センターに情報連絡室を設置した。 関係省庁と連携し、情報収集などに当たる。 熊本県などによると、けが人などは確認されていないという。

水蒸気噴火らしい。 地震の影響で地下水の動きが変わったからだろうか。 火山灰は四国まで飛んでいるそうだ。