2016 12 04

空模様

平日はいつも夜に米を研いで、炊飯器のタイマーを6時半にセットしている。

朝、目が醒めるのが6時ぐらい。 布団の中で30分ぐらいグダグダしていると炊きあがりのキラキラ星だったかアマリリスだったかのメロディーがかすかに聞こえてきて、そこからさらに15分ぐらいグダグダして、ようやく布団から出る。

布団から出て、まずは電気ポットに水を足し、前日の味噌汁の残りを火にかける。 それからベランダに出て、前日夜の米の研ぎ汁を鉢植えにやり、水槽の蝦に餌をやる。

室内に戻ってテレビとエアコンをつけ、食事の準備を継続。 と言っても、卵やベーコンを焼いて惣菜を皿に取り分けるぐらいだが。 だいたい7時頃に部屋も程良く暖かくなり、食事の準備もできて、父を起こす。

呆ける前に父がやっていたことを今は俺がやっているのだが、違うのは時間の使い方。 密度とでも言えばいいだろうか。

父は早寝早起きで、米を研ぐのも朝早く起きてやっていた。 天気が良い日は、朝日の写真を撮りにちょっと出かけたりしていたらしい。 それからおかずを作ったりとか。

俺は炊飯はタイマー任せで、ギリギリまで布団の中でグダグダしている状態。 ベランダに出て、空が良い感じの時には写真を撮ったりもするが、写真を撮るために出かけようって気にはならない。 そして食事は惣菜がメイン。

こうして並べてみると、なんかかなり負けてる気がするな。 まあ、だからどうするってことも無いんだけどさ。

呆けてからの父は、夜は9時過ぎには眠くなって自室に引っ込んで布団に入るのだが、トイレで目が覚めたりすると、そのまま遅くまで部屋でテレビを見ているようで、そのせいか早起きではなくなった。 トイレに起きることはあっても、また自室に戻って布団の中へ。 起こさなければ昼ぐらいまで寝ている。

そのおかげで俺も休日はゆっくりできるのだが、毎日だいたい決まった時間に起きるせいで、同じぐらいに目は覚めるんだよな。 で、だいたいいつもと同じぐらいに一度布団を出て、いつもと違ってここで炊飯器のスイッチを入れる。 それからチラッと外の様子を見て、また布団に入って、グダグダするか二度寝するか。

休日の朝食はだいたい9時ぐらいだが、夏はちょっと早くなり、冬はちょっと遅くなる。

この時間は一人暮らしの頃と変わってないのか。 一人暮らしの頃の日曜の朝は、起きてテレビをつけると おそく起きた朝は なんてやってて、森尾由美をおかずにご飯を食べたりしてたんだよな。

朝の番組といえば、土曜日はだいたい ぶらり途中下車の旅 を見ているのだが、藤村俊二から替わったナレーションに未だ馴染めない。 滝口順平から藤村俊二になった時は、方向性が似た感じだったせいか、特に違和感を感じることもなかったのだが。

俺も、何かと 「昔は良かった」 なんて言うおっさんになったってことなのか。

朝の空

朝にチラッと見た空。 良い天気になりそうだと思ったら正解だった。

昼の空

昼の空。 雲が怪しい。 何かが潜んでいそう。