初月夜
毎年、買っては来るが食べる時期を逃して捨ててしまっていた鏡餅を、今年はちゃんと食べた。 ちょっと小さめに切って、オーブントースターで軽く焼いて、醤油をつけて。 これがびっくりするほど美味かった。 干支のキャラクター付きで、値段のほとんどがそのキャラクター分じゃないかと思われる、つまり安物の鏡餅だったのだが、これがどうして安物と侮れない美味さ。 醤油がちょっと高い牡蠣醤油だったのも良かったのだろうか。
そんな訳で、俺の中では今ちょっとした餅ブーム。 もっと食べたい欲求が渦巻いているのだが、入れ歯の父に餅は厳しいだろうから、家じゃ食べ辛いんだよな。 先日食べたのも、父が介護施設に行ってて俺一人の昼食だったからだし。 餅専門店でも探して食べに行くか。
そう思って検索してみたら、餅専門店って結構あるんだね。 今の時期だと、後楽園で梅を見たついでに紀の善なんて良さそう。
輝く月すら餅に見える。
かき揚げを描き上げた時のラッセンもこんな気分だったのだろうか。