2017 02 23

隠せよ然らば晒されん

イチローが練習中にチームメイトとぶつかって怪我をしたが、怪我は大したことはないし、ぶつかった相手とも険悪になってもないし… と報じる映像で隠蔽工作が行われているのでは? という話。 livedoor NEWS から。

23日放送の「めざましテレビ」(フジテレビ系)で、米大リーグ・マーリンズに所属するイチローの、同僚に対するジョークの一部が隠されて報じられた。

番組では、21日(日本時間22日)の練習中にイチローがバーンズ外野手と交錯し、右足と腰を負傷したニュースの続報を取り上げた。 練習後、バーンズがロッカーに引き上げると、「お前はクビだ」などと書かれた紙が貼ってあったのというのだ。 これはイチローとチームメイトたちからの冗談だったらしい。

この紙には、デイリースポーツが報じた記事の写真を見ると、「You're cut!(お前はクビだ!)Good Luck in KoreA(韓国で頑張れ)」という言葉と、イチローのサインが書いてあった。 野球の韓国リーグを指しているものとみられる。

ところが放送の際には、「Good Luck in Korea」の文字の上に「お前はクビだ! 幸運を祈る」というテロップが載せられたり、他の場面では「in Korea」の文字だけモザイク処理が。 結局、放送では「in Korea」に触れることはなかった。

最近のテレビの映像は、モザイクやぼかしがやたらと多くなったように思う。 昔はスポンサーへの配慮と性器ぐらいだったと思うが、今では至る所に。

例えば手錠。

逮捕時に手にかけられた手錠は、かつてはそのまま放送されていたが、今ではほぼ確実に隠されている。 有罪が確定していない段階ということで、人権に配慮しているのだろうか。 だったら手錠を写して名前と顔を隠せよと思うが。

隠される顔もある。

別番組の映像の中で、一部の出演者が隠されていることがある。 これは契約上の問題だろうか。

昔はエキストラではないが写り込んでしまう通行人の顔なんてそのまま放送されていたが、今では出演者以外はぼかされていることも多い。 そんなところに居ないことになっている人が、写ってしまったためになんらかの害が生じて、肖像権を傘に訴えたとかあったのだろうか。 まあ、これは良いことだと思うが。

別番組のテロップも。

これはここ数年で気になりだした。 もっと昔で気になった記憶が無いのだが、昔がどうだったのか、今はもう思い出せない。 テロップの部分をそのまま放送していたのか、テロップの部分を切り落としたトリミング映像を放送していたのか。

では Korea を隠すのは何故だろう。 別に韓国だから隠したわけではなくて、これが台湾でもオランダでもキューバでも隠したのだろうか。 フジテレビでは、韓国行きは手錠をかけられることと同じ扱いだった。 なんてことはないよな?