2017 05 21

誰もが知っているのに誰も知らない

窓蛾

窓蛾(マドガ)

日本全国にいるが、日本にしかいない。 北方領土にもいるそうだ。 窓蛾的にも、北方領土は日本なんだろう。

一方、こちらは海の中。 日本近海のどこにでもいるサザエの話。 岡山大学から。

岡山大学大学院環境生命科学研究科(農)の福田宏准教授は、欧米の古文献を再調査した結果、日本では食用として広く知られている貝類のサザエが、これまで有効な学名をもたず、事実上の新種として扱われるべきであることを解明し、サザエの学名を新たに「Turbo sazae Fukuda, 2017」と命名しました。 本研究成果は5月16日、日豪共同刊行の軟体動物学雑誌「 Molluscan Research 」電子版に公表されました。

サザエは、日本ではアサリやシジミと並んで最もよく知られた貝類であり、国民的アニメーションの主人公の名前にもなっています。 しかしそのような種ですら、我々人類はアイデンティティを正しく把握できていなかったのです。 このことは、生物の種の正確な識別と同定がいかに困難であるかを示す一端として示唆的です。

本研究成果のポイント

今更新種だったというのは驚きだが、そのおかげでサザエに 「sazae」 という名前が付けられたんだよな。 学名がなんだろうが日常生活には何の関係も無いが、しかし和名と学名が同じってのはなかなか貴重だろう。 まあ貴重ってのも、俺の中限定なんだけどさ。

サザエでございます!

この先、このセリフを聞く度に 「学名もサザエなんだよなぁ」 なんて思うんだろう。 って、サザエさんを見ないから、そう思う機会もほとんど無いのか。

日本のサザエが sazae になったのはいいが、しかしその前に付けられた japonicus がインド洋の島国モーリシャスのサザエの名前になっているのには、ちょっとモヤモヤするな。 モーリシャスの人たちはもっとモヤモヤするだろう。

地元で獲れるサザエの学名が日本。 そうなったのは学者が間違ったから。

とりあえず、リーヴを軽く殴っておくか。

そうそう、殴るといえば昨日のボクシング。 エンダムと村田諒太の試合は、村田が判定負けだった。

相手は手数こそ多いもののほとんど躱されるかブロックされていた。 逆に村田は手数が少ないが正確で威力もあり、有効打の数なら村田が上。 試合をコントロールしていたのも村田。 ダウンも取った。 手堅すぎて正直つまらない試合だが、判定なら勝ちは確実だろう。

そう思っていたのだが、最終回まで行った結果、2対1の判定負け。 判定の数字は、勝ちも負けも結構な差がついていた。 相手のポイントとしたジャッジは手数重視だったのだろうか。

近所にもこの試合を見ていたところがあったようで、4回に村田がダウンをとったときに拍手喝采が聞こえてきた。 判定がでたときはきっと葬式会場だな。