2017 06 22

罪と罰と唾と蜜

夕焼け

買い物帰りの西の空。 トワイライトゾーン。

もう遠い昔のことだが トワイライトゾーン 超次元の体験 という映画を見た。 元はテレビシリーズで、そこそこ当たって映画になったもの。 短編が4話か5話という構成で玉石混交だったのだが、その一つ こどもの世界 が面白かった。 望めばなんでも叶う超能力を持つ少年と、その少年が君臨する家に誘い込まれる女教師の話。 一心不乱にテレビを見ている姉の口が少年に消されていたとか、女教師の笑顔がなんかエロいとか、印象に残っている。

せっかく思い出したので探してみたらYouTubeにあった。 日本語の字幕付きで。 頻繁に入るCMに苛々しながらも最後まで見てしまった。 女教師の笑顔はやっぱりなんかエロかったな。

さて、映画の子供が振るっていたのは超能力だったが、金の力でも割といけるんじゃないかという話。 ゴゴ通信から。

6月15日、ロンドン西部刑事裁判所が18歳の少女を強姦した容疑で起訴されたサウジアラビアの大富豪、アプドゥル・アジーズ(当時46)に無罪判決を言い渡した。

昨年8月にアプドゥル・アジーズは自宅に遊びに来ていた少女を強姦した容疑で起訴された。

性暴行容疑を否認していたアプドゥル・アジーズは「ソファの上で寝ている少女にTシャツを着せるさいに引き寄せたら偶然にも性器が挿入されてしまった」と主張した。

また「性器が挿入される前、ほかの女性との性行為をしたあとだったので彼女の体や足に精液が付着した」と当時の状況を説明。

このようなあきれる説明に対してイギリスの裁判所はアプドゥル・アジーズが悔しい思いをしていると判断し、彼に無罪判決を言い渡した。

アプドゥル・アジーズのありえない主張とイギリスの裁判所の判決を聞いたマスコミや市民は「ありえないだろ!」と裁判所の判決に強く反発している。

原則は推定無罪だが痴漢に対しては推定有罪。 触ってる証拠が無くても触れる可能性が有ったからと有罪となるのが日本の裁判。 また、故意に比べれば軽くはなるものの過失に対しても罪を問われるのが日本の裁判。 本当に偶然でも、入ってしまったらもう無罪は有り得ない。 他人の家に遊びに来て裸で寝ているという女の状況も、だからこそより注意して保護する義務が男にあったとなってしまうのだ。

入っちゃってるのに、偶然だと主張すれば無罪になるって、イギリスって凄いなー(棒読み)。