2017 07 27

見つめ直すなら戸籍から

蓮舫さんが民進党の代表を辞任したのだが、本人が語る辞任の理由が 私自身をもう一度見つめ直さなければいけないと思った で、ちょっと笑ってしまった。 自分探しの旅にでも出るつもりだろうか。 そういえば、何代か前の代表の菅君も辞めて四国を歩いていたような。 そういう伝統なんだろうか。

当然のように国籍問題には触れていない。 これが本人が語らなかったのか、報道で削られたのかは判らないが、まあたぶん二重防壁体制なんだろう。 本人も語らないし、質問があったとしてもその遣り取りは報じないのだ。 それでもどうしても報じなければならない場合は、差別として。

辞任に関する幾つかの記事を読んだが、都議選での敗北や党内情勢が辞任の背景と解説するものがほとんどだった。 しかしこれは間違ってないのかもしれないな。 民進党では二重国籍は問題にならないだろうし。

そんな中、朝日新聞はこんな訂正記事を出していたのだそうだ。

19日付総合4面「重国籍 何が問題?解消手続きは?」の記事で、日本の国籍法が、いずれかの国籍を選択するよう求めていることを「努力規定として」と説明したのは誤りでした。 図表にある「ただし、努力規定」の記述とともに削除します。 国籍法14条は「いずれかの国籍を選択しなければならない」と定めており、16条で日本国籍の選択宣言をした後の外国籍離脱について努力を求めています。

法律の文言がいくら読み難いとはいえ、擁護する肝心の部分を間違えるかね。 訂正対象の元記事はわざわざ図表を作って解説していたようだが、そういうものを作る過程で普通は間違いに気付くと思うが。 まあ思い込みを補強するためだけに補助資料を作る人もいるし、気付かないどころか変なスパイラルに嵌ってしまった可能性も全く無いとは言わないけれど。

まあ、わざとなんだけどね。 絶対わざとだとは認めずにミスで押し通すんだろうけど。

たまには得意の世論調査で訊いて欲しいものだな、自分の記事についても。

日本の国籍法ではいずれかの国籍を選択することを義務として定めていますが、朝日新聞はこれを義務ではなく努力規定と報じました。 この誤報について、あなたはどう思いますか?

  1. 違うと知っててやった。 わざとだった。
  2. 本当に間違って認識していた。 馬鹿だった。
  3. 単純なミス。 間抜けだった。

なんて。

ついでに訂正が十分かどうかを訊いてみるのもいいだろう。 いや、こっちは訊くまでもないか。