2017 08 05

楽園追放

窓を開けていると蚊が入ってくる。

まあ蚊に限らずいろんな虫が入ってくるのだが。 このいろんな虫の入ってくる頻度は、俺の経験上、地上からの高さと反比例の関係にある。 だいたい3階ぐらいで激減し、そこから上だともうほとんど入ってこない。

が、ベランダに鉢植えを置いておくと、鉢の受け皿に溜まる水にボウフラが湧いたりする。 何でこんな所に? と最初は驚いたが、考えてみれば、他の肉食昆虫や魚などの天敵がいない安全な場所なんだよな。 鉢の受け皿なら餌になる微生物はきっとたくさんいるだろうし、蚊にとってはむしろ理想的な場所なのかもしれない。 まあ、俺が全滅させるのだが。

ボウフラよりも驚いたのが、結構大きな蛭がいたこと。 あいつはどこから来たんだろう。 ベランダの排水管を登ってきたのだろうか。

並揚羽の幼虫。

ベランダの柚子の葉にいた。 鳥の糞のような姿で、注意して見ないと見落としてしまう。 というか見落としていた。 毎日水をやる時に見ているはずなのに、ここまで大きくなるにはそれなりの時間がかかっているはずなのに、今日まで気付かなかった。

一匹見つけると、もっと小さいのも次々に発見できるようになる。 目が慣れるからなのだが、どうもそれだけじゃないんじゃないかって気がしてきた。 こいつら、人の意識に働きかけて注意を逸らしたり暈したりする一種の催眠術、ジャミングをやってるのではないだろうか。

見つけた幼虫は全て浅川の河原に追放。