2017 11 04

壊されるために作る

浅川から向島用水路へと水が流れるように、川の中に砂利を積み上げて小さな堤防みたいなのが作ってある。 50mぐらいあって結構長いのだが、砂利を積み上げて押し固めただけなので、ちょっと増水するとすぐに壊れて流されてしまう。 今回も綺麗さっぱり無くなっていた。

毎回、流されてしばらくするとまた砂利を積み上げている。 今回も、来週にはきっと修理に着手するだろう。

すぐ崩れるのは、用水路に大量の水が流れ込まないようにするためだろうか。 用水路はあくまで用水路なので、本流と違って大きな堤防なんてつくれない。 周囲は田圃か元田圃の宅地で低地ばかり。 大量の水が流れ込んできたらあっという間に氾濫しそうだし。

でも、だったら用水路の手前の部分だけを砂利にしておけばいんだよな。 川の流れを分ける大部分は簡単に壊れないようにコンクリートかなんかで作っておけば、毎回全部作り直すよりも時間も費用もかからないだろう。 そうしないのは何故なのか。

もちろん税金の安定消費のためだ。

泥岩

増水で上流から流されてきた50cm四方の大きな石。 泥岩だろうか。 なんか脆そうだと思って踏んでみたら、予想以上に脆かった。

向島用水路

すっかり干上がっている向島用水路。 たくさんいた小さな魚や蝦は無事なのだろうか。 鷺の足跡があっちこっちにあるのだが。