俺の中では、カープといえば浩二と衣笠だった。 その衣笠が死んだ。 癌だったそうだ。
インタビューに応える浩二の言葉が印象的だった。
「初優勝のあと、また優勝するためにどうすべきかを（衣笠と）話すようになった」
優勝するまでももちろん優勝したいとは思っていたが、その思いはなんか漠然としたものだった。 それが実際に優勝すると、また優勝したいとはっきりと思うようになった。 優勝の前後でそんな大きな気持ちの変化が、自分に、そしてたぶん衣笠にも、あったのだそうだ。
TOKIOの山口が、Rの法則というNHKの番組で共演している女子高生への強制猥褻で捕まり、起訴猶予になった。 酒で肝臓を壊して入院してたのが、退院したその日に泥酔して女子高生を電話で自宅に呼び出し、無理やりキスしたとか。
ジャニーズ事務所は、最初は山口に対して無期限謹慎処分としていたが、結局契約打ち切り。 TOKIOは今後は山口抜きの4人で活動するらしい。 鉄腕DASHは続けてほしいが、山口がいないと締まらないよなぁ。 まあでもしょうがないか。
酒はなぁ…
酒が人を駄目にするのではなく、その人の駄目なところを酒が教えてくれるのだ。
だったかな。 だれが言ったか知らないが、だいたいあってる気がするよ。
酒が原因で入院したのに、退院したその日に泥酔。 山口はもう依存症だったのだろう。 依存症ってのは、脳がアルコールを求めて止まない状態で、自分の意思じゃ止められないんだよな。 色々手を尽くして克服しても、何かの機会に酒に口をつけると、また元に戻ってしまうらしいのも、アルコールの恐ろしいところ。
逆に言うと、脳が要求を止めればアルコール依存も終わり。 父の場合、呆ける前は毎日缶チューハイを7本ぐらい飲んでいたが、呆けてからは全く酒を欲しがらなくなった。 医者が父の脳のCT画像を指して 「この辺りが萎縮してできた隙間で…」 なんて言っていたが、あの失われた部分にアルコールを求めさせる何かがあったのかもしれない。
山口も本気でアルコール依存をどうにかしたいと思うなら、断酒なんて回りくどい上に不安定なことをしてないで脳外科手術がいいんじゃないかな。
ところでRの法則だが、俺は見たことがない。 どんな番組だったのかと探して見つかった断片的な動画では、ミニスカートの女の子が雛壇にたくさん座っていた。
ああ、こういうのか。 フジテレビに30年遅れて、NHKでもやり始めたのか。 あの雛壇の女の子たちがあと20年ぐらい芸能界で生き残ったら、#MeTooとか言い出しそうだな。
そんな感想しか湧いてこない。
別に20年待たなくても、今現在#MeTooとプラカードを掲げている人たちが文句を言えばいいようなものだが、完全スルー。 政治利用できないものには興味がないんだろう。 そういえば、野党議員のセクハラもスルーしてたよな。
海外に目を向ければ、ユニセフの児童虐待撲滅キャンペーンの中心的人物である Peter Newell が今年初めに逮捕されている。 イギリスBBCによると、逮捕容疑は、1960年代に当時13歳だった少年への3年にわたる性的暴行。 既に有罪確定だそうだ。
こうしたものから子供を救う活動をしていた人が、まさにその方面の犯罪者だった。 児童ポルノ漫画を規制しろと日本を名指しで非難しておきながら、自身は3次元のリアル児童に手を出していた。
そんなニュースももちろんスルー。 #MeTooの人たちだけでなく、国内メディアもスルー。 まあ、それはそれで判り易くていいんだけどさ。