過失

なんで2年もかかったのかが判らないが、しかもまだ地裁だが、とりあえず飯塚幸三の過失だったと判決が出た。 NHK NEWS から。

おととし、東京 池袋で車を暴走させて、母親と子どもを死亡させたほか、9人に重軽傷を負わせた罪に問われた、90歳の被告に、東京地方裁判所は 「ブレーキとアクセルの踏み間違いに気付かないまま車を加速させ続けた過失は重大だ」 と指摘し、禁錮5年の実刑を言い渡しました。

〜中略〜

2人が死亡、9人が重軽傷を負った事故の状況について、判決は次のように認定しました。

事故は平成31年4月19日の午後0時20分すぎ、都心の池袋で起きました。

判決によりますと、飯塚被告はレストランに向かって乗用車を運転していて、現場付近の交差点を左折しようとした際、ブレーキと間違えてアクセルを踏み込み、踏み間違いに気がつかないままアクセルを踏み続けたということです。

その後、前を走る車とぶつからないよう車線変更を繰り返しながら加速し続け、縁石に衝突してもそのまま走り続けて赤信号の交差点に進入し、男性が乗っていた自転車に衝突したとしています。

さらに、アクセルを最大限踏み続けて、横断歩道を渡っていた松永真菜さんと莉子ちゃんが乗った自転車を跳ねたと指摘しました。

衝突する直前の被告の車の速度は時速96キロに達していたということです。

そのあとも車は直進し、ごみ収集車に衝突すると、その弾みで横断歩道を歩いていた自転車や歩行者を次々とはねて、最終的に貨物自動車にぶつかって停車しました。

被告が最初にブレーキとアクセルを踏み間違えてからおよそ10秒間のできごとで、判決は 「めまぐるしく展開する想定外の事態にあわてたとしても、踏み間違いに気づかず加速を続けた過失は重い」 と指摘しました。

事故を起こした当初は 「アクセルとブレーキを踏み間違ったりしていない。 車両の異常だ」 と主張していたのが、最近では 「自覚はないが、アクセルとブレーキを踏み間違っていたのかもしれない」 なんて、主張は随分と後退していたらしい。

実際、そうなのだろうと思う。 彼の中では。 事故当時、ブレーキとアクセルを踏み間違えた自覚は無かっただろうし、今だって実感は湧かないだろう。 彼の認識は今でも、いきなり車が暴走を始めたのだ。 足元を確認したとかは嘘だと思うけど。

判決は禁錮5年だそうだが、控訴せずに判決を受け入れたとしても、きっと自覚は無いままだろう。 というか実際に刑が執行されるのかね。 健康を理由に免除されるんじゃないかって気がするよ。 高齢だし、なんだかんだでまだ上級国民だろうし。

そう言えば、事故後の警察の対応などから 「上級国民」 が暫くバズワードになってたんだよな。 その年の流行語大賞の候補に挙がるかと思ったら、実際に出てきたのは 「免許返納」 で、不謹慎ながらちょっと笑ってしまった。 そっちなのかと。

彼が乗ってたのがトヨタ車だったせいで 「トヨタとの上級対決で負けたからこの判決だ」 なんて意見をネットではちらほら見かける。 上級対決があったかどうかはさておき、事故調査を徹底的にやってほしいという要望はトヨタからあったかもしれないな。 プリウスミサイルなんて汚名を返上するためにも。

免許返納をいくら訴えても、代替手段が用意されないと、生活に困る人たちは応じてくれないだろう。 目指すべきはそっちではなくて自動運転だと思う。 が、件のトヨタの自動運転は 歩行者が避けてくれることが前提 の上級仕様だったりするからなぁ。

なんか、未来はあんまり明るく無いかもしれない。 ナイト2000のキットみたいなのが、俺の生きている間に実用化されるのだろうか。