シュートに合わせてゴールを動かせ
何年か前、W杯だったかオリンピックだったかで日本代表のなでしこジャパンが活躍して、その後しばらくは話題になっていた女子サッカーは、しばらくの話題で終わってしまった。 そうなってしまった理由は、はっきり言ってしまえば、女子の試合がつまらないからだ。
なでしこジャパンの活躍からサッカーに興味を持った人は、そこから派生して男子の試合も見て、そしてまた女子の試合を見て 「あれ?」 と思うのだ。 「女子のレベル、低くない?」 と。 興味を持って、いろいろ見て、目が肥える程にそんな感想になる。
元からサッカーに興味があった人には言うまでもないことだが、にわかファンも 「にわか」 を脱する頃にはそう思うようになる。 そして男子の方に行くか、サッカー自体から遠退くかの二択。 まあ、国際試合ならまた見るのだろうが。
この辺り、国は違えど事情は同じなんだろう。 アメリカの女子サッカーの話。 FOOTBALL CHANNEL から。
サッカー女子アメリカ代表の選手たちは男子選手と比較して不当に低い報酬しか受け取ることができていないとして是正を求める訴訟を行っていたが、米国カリフォルニア中央地区連邦地方裁判所は訴えを退ける判決を下した。 米紙『ワシントン・ポスト』など複数メディアが伝えている。
女子アメリカ代表は昨年夏に開催されたFIFA女子ワールドカップで4度目の優勝を飾った。 その後28人の代表選手たちが、男子選手と同じ仕事をしながらも低い報酬しか受け取っていないのは同一賃金法に違反しているとして、損害賠償6600万ドル(約70億6000万円)の支払いを求める訴訟を起こしていた。
だが地方裁判所での判決は敗訴に終わった。 「女子代表チームは累計額としても1試合平均額としても同期間に男子代表チーム以上の支払いを受けている」と、報酬が低いという主張自体が事実ではないと判決文は述べている。
この記事だと何が問題なのかがよく判らない。 で、他の記事もいろいろ漁った結果、判ったのは契約の違い。
男子は成果に応じて給料が払われる契約。 女子は固定で給料が払われる契約。 女子は男子と同じ契約を断り、福利厚生の厚い現在の契約を結んでいた。 成果給にしなかったのは、女子サッカーがあまり人気がないことを、当の女子サッカー選手がよく判っていたからだろう。
ところが大きな舞台で連続して優勝するという、自分たちでも想像していなかった成果を上げた。
もしも男子と同じ成果給で契約していたら、今よりももっと多くの報酬が得られていた。 これまで固定給で女子の方が多く得ていたのではなく、もっと得られるはずなのに不当に低く抑えられていた。 これは男女差別だ。
そんな主張。
いや、主張の不当性は分かった上で、男女差別で押し通そうとしているのかもしれない。 小狡い真似をマリーシアと讃えるのがサッカーだし。 品性は疑われるかもしれないが、品性なんかじゃ腹は太らないからね。
いやでもアメリカン女子だし、とりあえず言ってみて通ればラッキーとかじゃなく、本気でこれを不当な差別だと思ってるのかも。 「私たちが成果をあげるのが判っていたので、成果給を選ばないように誘導された。 騙された」 とか、真顔で言いそうだな。