四六時中
仕事帰りに通る公園では、早くも梅が一分咲き。 見上げれば、枝の間に満月。 こーゆー景色には、たぶん冷たい空気の方が合うんだろう。 冷気、月光、梅の花。 並べるとちょうど七五調で、なんだか収まりがいい。
去年、と言うと遠い過去のようだが、つい先日のこと。
「まあ、四六時中仕事ばっかりってのも、ねえ」
「そうですよね」
「ところで、何で四六時中っていうか知ってる?」
「いや、知らないです」
「四六だろ?」
「はい」
「掛けてみなよ。 四六?」
「四六…二十四…あっ」
「判った? 二十四時間中、つまり一日中だね」
「あぁ、今初めて知りました。 そうだったんですか」
「知らん」
「は?」
「いや、何となくそうかなって、今思いついたんだよ」
「はぁ…」
と、仕事に飽きた気晴らしに、緩んだ脳から出るに任せて喋っていた。 ふとそんなことを思い出して、思い出したらちょっと気になって、 「四六時中」 を小学館国語大辞典で調べてみた。
- しろくじちゅう【四六時中】
(昔の 「二六時中」 を、今日の二四時間制に直した言い方)二四時間中。 一日中。 転じて、いつも。 しじゅう。
単なる思い付きが正解でちょっと嬉しかったのだが、更にふと思い出したことには、5年ぐらい前にも同じことを言ってたのだな。 違う人に。 進歩が無いなぁ…