セカンド冤罪の街

何年か前のことだが、草津で、町長と町議がセクハラで揉めていた。 町長が男で町議が女。 女の側が 「セクハラされた。 肉体関係もあった」 と公表したのだが、その後に 「セクハラはあったが、告発した内容は嘘だった」 と主張を後退させて、冤罪が確定。 この町議、嘘を認める前にリコールで失職していて、それをセクハラの報復だと言っていたのだが、そちらもリコールが正当だと裁判所の判断があったはず。

当時は 「ふーん…」 ぐらいの感想しか無かったのだが、先程、冤罪をかけられた町長側の主張を見た。 そこからの繋がりで、リコール時の解職請求とその弁明を見た。 それが不謹慎ではあるが面白かったので、見失ってもいいように、ここに残しておく。

まずは解職請求書。

新井祥子議員は、令和元年11月に発行された電子書籍 『草津温泉漆黒の闇⑤』(飯塚玲児氏著) において、 「私、新井祥子は平成27年1月8日、町長室にて黒岩信忠町長と肉体関係を持ちました。 以上のことを、深く反省し、告白いたします。」 との自筆の告白文を発表しました。 書籍ではさらに、 「実際には、この町では女性はまるで "モノ扱い" です。 有力者や宿の主人の愛人になるというのも昔からよくあることですし、愛人になれば、湯畑周りのいい場所にお店を持たせてもらえるとか……。 女性の方にも問題はあるのかもしれませんが、そうせざるを得ない雰囲気がこの町にはあります。」 などと、草津温泉で活躍する多くの女性を貶める発言をしています。

黒岩町長は書籍の内容はまったくの嘘であるとし、すぐに著者と新井議員を名誉毀損にて提訴しましたが、新井議員は新聞・雑誌・テレビ等の取材で 「証拠隠滅のために町長室の模様替えをした」 などと事実無根の発言を続け、町長への不信任決議案の提出に加わりました。 その様子はテレビのワイドショーや週刊誌などで 『名湯草津破廉恥騒動』 などと大きく取り上げられ、町民皆で築き上げた草津温泉のブランド価値を傷つけました。 新井議員はその後も新聞折込やインターネット上の書き込みにて、 『町長の嘘』 と題して主張を展開していますが、いずれも客観的な証拠に基づくものではなく、議会で矛盾を指摘されても 「裁判中」 を理由に説明責任を果たさないまま、 「事の真偽が分からないのは不当だ」 などと強弁を続けています。

また議会の調査により、現住所として届出のある住居について、所有者との賃貸借契約が結ばれておらず、家賃の支払いもないことが判明しました。 本人は8月の議会全員協議会で 「住んでます」 と主張しましたが、9月の定例議会には出席せず、居住実態という議員の被選挙権に関わる重大な疑いに対しても、逃げを打ち続けています。

真剣であるべき町議会の議論が、このような卑しい言い掛かりや嘘によって汚されることが続いていいはずがありません。 町民の皆さんが日々苦労しながら納めてくださっている貴重な税金から、新井議員のような、自らの発言に責任を持つことさえできない人物に年間350万円もの議員報酬が支払われ続けることは、草津町にとって 『無駄遣い』 以外の何物でもないと考えます。 それを止めるただ一つの方法が、今回の解職請求なのです。 邪念に惑わされない草津町政を、町民みんなの手で取り戻そうではありませんか。

そして弁明書。

  1. 私が告白した内容に 「草津温泉で活躍する多くの女性を貶める発言をした」 とありますが、

    私は議員としては経験が浅く、力のない議員ではありますが、1人1人の町の方のご意見をお伺いしながら、活動させて頂いてきました。

    例えば

    • 公園で遊んでいるママさん達から電灯や、水飲み場の補修を依頼されたり
    • 共同浴場の利用者さんから脱衣所の板の補修を依頼されたり
    • 子育てをするママさん達から、公衆トイレにベビーチェアやベッドがないという意見を聞き、一般質問で、設置の提案をさせて頂き、これは設置して頂くことができました。
    • 観光のお客様などから、西の河原公園の歩道がガタガタで、ベビーカーなどで生き難いというご意見を頂いた時は、丁度、公園の整備をする時だったので一般質問で取り上げ、ガタガタしない石で、歩道にして頂くことができました。

    大きな仕事はできませんでしたが、これからも、しょこたん通信や活動を通して、女性や立場の弱い方々のご意見を反映できる活動をさせて頂きたいと思っています。

  2. 議会は町民が幸福になるための議論をするところです。

    議会で町長が私との事件について大袈裟に騒ぐのは自身の裁判を有利に進めたいからだと考えています。

    ユーチューブでその様子を発信し、町の評価やブランドを下げているのは町長や解職請求をした議員の方々ではないでしょうか。

  3. 現住所については、前の所有者(現所有者のお父さん)のご厚意と同意のもと、契約し継続してきたものであり、9月議会は体調不良で診断書も提出し、資格審査委員会にも出席し、逃げているということはありません。

    「卑しい言いがかりや嘘」 を言っているのは、町長や解職請求を行なった議員の方々です。

    町長は、292号の立体交差の入り口に、人口の 「温泉門」 と駐車場を作る予定ですが、設計だけで1,100万円もの予算を組んでおり、今後、一体、いくらの税金が投入されるのか。

    私の件はその批判をかわすためにも使われているのではないでしょうか。

    リコール活動は町民の自発的な運動であり、町長や議員などの権力者主導のリコール運動はその理念から外れていると、私や多くの人が考えています。

    よって私は解職される理由がないと信じます。

うん、まあ、弁明になっていないよね。 そして内容だけじゃなくて、表現も体裁も駄目という隙の無さ。 本当にこの通り、文字を若干大きくして下線を引いてあるからね。

あと、何故嘘の告白をしたのか、その動機を想像させてしまう構成になっているのがね。 自分が抱えている何らかの問題、恐らくは居住実態が無いことを責められそうだと感じたから、セクハラで先制攻撃をかけたのではないか。 自分の問題が争点になる前に相手側の信用を落とすことで、争いを有利に進めたかったからではないかと。

新井さんには支援団体がついていたはず。 その人たちはこの弁明書に何も言わなかったのだろうか。 弁明書を出すにあたって、何の相談もしないとは思えないのだが。 それとも、あれこれ知恵を出した結果がこれなのだろうか。 或いは、この時点ではまだ支援団体が結成されていなかったのか。

ところで、俺はこれまで一度も草津に行ったことが無い気がする。 どこにあるのかもはっきり知らない。 群馬県だっけ?