GPS Rollover
カメラの日付がズレる のは、内臓電池の問題ではない模様。
カメラを使う時、まず充電してから日付を修正するのだが、しばらくすると2005年とかになってしまう。 バッテリーは全然減ってないのに。 で、いろいろ試したところ、どうも GPS を捕まえた後におかしくなっているように見える。
で、調べてみたら、こんなのが見つかった。 みちびき(準天頂衛星システム)のサイトから。
秒と週だけで表現する「GPS時」
GPSでは 「GPS時」 と呼ばれる独自の時刻体系が使われています。 GPS時はUTC(協定世界時)1980年1月6日午前0時(日本時間の午前9時)を起点としており、(60秒×60分×24時間×7日=)60万4800秒で1週間が繰り上がります。 年・月・日や時・分を使わず、現在の時刻を、起点から○週目の○秒目という具合に 「週」 と 「秒」 だけで表現する点が特徴です。
一方、 「週」 数(=週番号)を表現するために割り当てられているのは10ビットなので、0~1023までの数値しか扱えません。 値が増えていくと2の10乗、すなわち1024週目にゼロに戻ります。 この現象は 「GPS週数ロールオーバー」 と呼ばれています。
週数を10ビットで表現するので、1024周目で0になる。 起点が 1980/01/06 00:00:00 なので、ロールオーバーが発生するのは以下のタイミング。
- 1024週目 : 1999/08/22
- 2048週目 : 2019/04/07
- 3072週目 : 2038/11/21
俺のカメラ DMC-TZ60 の発売は2014年。
日付が戻るようになったのは、確か2022年末。
2048週目とタイミングが合わないじゃないかと思ったが、いつロールオーバーになるかは機器依存だそうだ。 GPSの受信側は、1回はロールオーバーに遭遇することを前提に、1024週の幅のウインドウを機器それぞれの起点で設定する。 そのウインドウの幅からはみ出る時が、その機器でロールオーバーが起きる時。 これが俺のカメラだと2022年末だったのだな。
日付だけが戻って、時分秒は正しいのも納得した。 日付がおかしくなり始めた時は、 「GPSと通信してるんだから、その日時を使えよ」 と思っていたが、使ったからこうなっていたのだな。
しかし発売が2014年なのだから、最初のロールオーバーの2019年を乗り越えた先が4年だけってのは短すぎるだろう。 2030年ぐらいまであっても良いんじゃないか。 まあメーカーとしては、10年も使ったら買い替えて欲しいのだろうけど。
そう言えば、2014年って、デジタルカメラがスマートフォンに駆逐されそうな気配が出てきた頃だよな。 そして2019年には、ほとんどのメーカーがコンパクトタイプのデジタルカメラの生産をやめてしまった。 その余波がこんな形で出るとは。
ということで、GPSによる日付補正をOFFにした。