開発と広告と

せっかく作っても、使ってもらわなきゃ意味がない。 そのためには、まず知ってもらうこと。 というのは納得できるのだが、しかしかける金の配分がこれでいいのか。

と、毎回同じことを思うニュースをまた一つ。 日テレNEWS から。

東京都は若者のワクチン接種を促進するために、接種記録を読み込み、接種済みの人が店舗で割引を受けられたりするアプリを開発すると発表しました。

東京都は、新型コロナウイルス対策などを柱とする補正予算案を発表し、この中で、若年層のワクチン接種を促進するためのキャンペーン事業の費用10億円を計上しました。

うち、2億5000万円は、ワクチンの接種記録を読み込めるアプリの開発に充てられ、接種済みの人が店舗で割引を受けられたりする仕組みを作るとしています。

そのほか、若年層向けのWEB広告や動画の配信に、7億5000万円を投じるとしています。

アプリ開発が2億5千万で、広告費が7億5千万。

開発するアプリのための広告ではなくて、広告のためのアプリ開発に見えてくるよな。 実際それが正解だったりするんだろうけど、システム屋の端くれとして、開発費をもっと厚くしてやってほしいと思う。 オリンピックに、あのクソのような開会式にかけた費用を考えると、その思いもより一層。

ところでアプリ開発は、瑕疵対応期間内に発生した不具合は無償対応だったりするのだが、広告業界にはそういった対応があるのだろうか。 アプリでいう不具合が広告だと何になるのか、そこからなんか微妙ではあるが。

想定した認知度に届かなかった。 逆にイメージを損ねた。 広告の不具合で浮かんでくるのはこんなところだが、これと対応するのはアプリの不具合じゃないよな。

アプリを導入したけど、思ったよりも業務に改善が見られなかった。 逆に業務がやりにくくなった。 アプリ側で対応するものを考えると、こんな感じか。 でもこれらは要件検討の失敗で、広い意味ではアプリ開発での問題だが、瑕疵対応する不具合では無いし。

まあソフトウェア業界の瑕疵と何が対応するのは置いておくとして。 認知度や好感度を上げるのという広告本来の目的が達成されなかった時、何か無償対応したり費用返還したりしてるのか、ちょっと気になった。

豚のコスプレさせた渡辺直美をオリンピッグとして… なんて企画段階のふざけた内容が流出して、オリンピックが始まる前に好感度がガタ落ちしたのとか、言った本人が辞めて終わり? なんだかんだで認知度は上がったから相殺?

流石にここまで駄目だとどうしようもないけど、認知度も好感度も都合のいいアンケートで誤魔化してるイメージがあるよな、広告業界って。