蚊帳の外から

阪神神戸の地震からもう5年なのか。 火災の炎だけが見える暗い街の映像。 発表のたびに増えていく死者の数。 そういったものに、パニック映画みたいだなという程度のリアリティしか感じなかった。 今では、この時期にニュースや特別番組でやるのを見て、そう言えばそうだったなと思い出す程度だ。

定番の、今もなお消えない地震の傷痕番組で、被災者の一人が、インタビューに答えて言っていた。

普賢岳や奥尻島と比べて、神戸ではわれわれに来る義援金が少ないんです。 それを理解して欲しいんです。

神戸の一人あたりの義援金は、普賢岳や奥尻島の5〜6分の1なんだそうだ。 「理解して欲しい」 ってのは 「もっと金をよこせ」 ってことなんだろう。 被災者の数が圧倒的に多いのだから、一人あたりの金額が少なくなるのはしょうがないんだけどね。 で、金の使い方。

  1. 被害の大きい人や、いわゆる弱者を優先して金を配る。 なるべく広く(その結果として薄く)。 自分で何とかできる人には、自分で何とかしてもらう。
  2. 立ち直ったことの社会的な影響が大きい人を優先して金を配る。 経済的な回復を極力優先し、それを街に還元するような形をとる。 いわゆる弱者は、当面死なない程度に援助する。

この2つを比べた場合、2の方が圧倒的に速く、そして安く、復興するのではないかと思う。 まあでも、そうしますとは言えないんだろうな。 神戸はどうだったのかね。

風邪が治らない。