規則
電車の中、目の前に婆さんが立った。 「どうぞ」 と席を立ったら、 「あ、いいですよ」 と婆さんが断った。 なもんで、 「そうですか」 とまた素直に座ったら、俺の向かいに座っていた高校生ぐらいの女の子に笑われちまった。
悪いのは誰か?
もちろん婆さんだ。 せっかく俺が、 「あぁ俺っていい人」 って気分を手軽に味わおうと思ったのに、この婆さんのせいで台無しだ。 おまけに笑われるし。
- 規則の1
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席を譲られたら、たとえ次の駅で降りる場合でも、さっさと座れ。 礼はいらん。
「可愛いね」 とか 「綺麗だね」 って言われて、 「そんなことないよ」 って答える人がいる。 それがいかん。 容姿をほめるのは、それが自分の趣味にあっているからだ。 「俺の好みのタイプは、こうなんだ」 と言ってるのと同じなのだ。 好みのタイプの具体的な例として、そのときそこにいたあなたが適切だったということなのだ。 「そんなことない」 ってのは、それを否定する。 つまり、 「俺の好みはこうだ」 に対して、 「それって趣味悪くない?」 と答えることなのだ。
- 規則の2
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容姿をほめられたら、少なくともほめた人の前では、いい気になれ。 思い上がれ。