16文キック
ジャイアント馬場が死んでから、もう20年が経つんだね。 遠い記憶の中にあるのは、細い手足と肋の浮き出た体。 ピークはとっくに過ぎていたのだろう。 攻撃はもちろん、やられて倒れるのさえスローモーだった。
そんな彼の代名詞的な技が16文キックだった。 キックとは名ばかりで、実態はただ足を上げているだけ。 ロープに振られた敵が、跳ね返る勢いのまま顔面から足に突っ込んで倒れるという、プロレスを象徴するような技。 技だよな?
あの16文だが、馬場がアメリカ時代に使っていたシューズのサイズが16号だったのを、新聞記者が単位を間違って16文と書いたのが始まりなんだそうだ。 実際に文を単位として正しく適用すると、馬場の足は14文ぐらい。
間違えた新聞記者は、自分の間違いをどう思っていたのだろうか。 間違えたことを恥じ、訂正が広まらないことを申し訳無く思ったのか。 或いはこれで良かったと思ったのか。 なんか後者な気がするな。 で、馬場の人気の何割かは自分の間違いのおかげだと思ってそう。
ジャイアント馬場とは何の関係もないが、16文キック的な蹴られ方、と言えばいいだろうか。 マルチ商法のジャパンライフによる被害総額1800億円の何割かは、こいつらの所為かもしれないという話。 zakzakから。
安倍晋三首相主催の「桜を見る会」に元会長が招待され、悪質なマルチ商法で経営破綻した「ジャパンライフ」が、元官僚や元新聞社幹部ら5人に、2005~17年度に顧問料として計約1億4000万円を渡していたことが分かった。 このうち、元朝日新聞政治部長の橘優(たちばな・まさる)氏は、夕刊フジの直撃取材(4日)に顧問料の開示を拒否していたが、何と約3000万円を受け取っていたことが分かった。
〜中略〜
弁護団によれば、5人のうち、松尾篤元経済企画庁長官秘書官が05~17年度に9060万円、次いで橘氏が13~17年度に約3000万円、佐藤征夫元科学技術庁科学技術政策研究所長が10~17年度に1780万円、ほかにも元官僚らが数百万円を受け取っていたという。
〜中略〜
ちなみに、破産管財人は前出の5人に顧問料の返還を求めたが、応じていないという。
顧問料を受け取っていたのが官僚だけだったら、なんの遠慮もなくボロクソに非難するのだろうが、朝日新聞政治部長なんて肩書きが混じっているからね。 今後はきっと、非難の論点を変えるのだろう。 昨日までの 「反社会的人物を招待するとはどういうことだ」 は、明日からは 「自分の人気取りに税金を使っていいのか」 になるのだ。
もちろん朝日はこの件をスルーするのだが、これはこれでプロレス的だよな。 悪役レスラーとレフェリーのような。