マスク不足
マスクを売ってない。 緊急事態宣言下の今、マスクをどこにも売ってない。 いつも父の薬を処方してもらう薬局でも品切れの入荷未定。 それでも何か情報があるかと一応訊いてみたところ 「私たちもしばらくマスクを見てないんですよ。 今してるのも、個人的なストックなんです」 という回答だった。 幸い我が家にはまだ少々蓄えがあるが、そろそろ補填をしておきたいんだよなぁ。
そんな日々に、テレビでマスクを手作りしている人たちを見て、ふと思い出すのはあいつのこと。
変態仮面
今なら、マスクの代わりと言えば、パンツを被っても許されるのではないだろうか。
そんなマスク不足に応えるべく、シャープが自社工場でマスクを生産、販売を始めたのだが。 初日の今日、申し込みが殺到して、その余波でネット家電も繋がらなくなったとか。 CNETから。
シャープは4月21日、自社で製造したマスクの一般販売を開始した。 販売する同社の会員向けウェブサイト「COCORO MEMBERS」ではアクセスが集中しダウン。 あわせて、調理家電「ヘルシオ」やエアコンといった、インターネットに接続する家電にも影響が出ているようだ。
マスクの販売開始とともにサイトがつながりにくい状況になった前後から、シャープ製IoT家電のユーザーから「エアコンが操作できない」「アプリの動作が重くなっている」といった報告がTwitterなどを中心に複数挙がっていた。 ただし、問題が出ていたのはスマートフォンアプリからの操作で、赤外線リモコンや物理ボタンからは通常通り操作できるとの声が大半だった。
〜中略〜
それではなぜ、マスクの販売ページダウンがアプリの操作に影響したのか。 同社広報部は、原因として「(IDでログインするための)認証ページとマスクの販売サイトが共通のサーバーだったため」とする。
シャープのIoT家電をスマートフォンアプリから操作するには、「COCORO ID」というメンバーズIDを使い、会員サイト「COCORO MEMBERS」にログインする必要がある。 アプリを立ち上げると、認証ページにジャンプする仕様になっているが、マスク販売でサーバーに負荷がかかり、認証ページにつながりにくい状態になったようだ。
アプリ自体は一度ログインさえしてしまえば、都度入力する必要はないものの、アプリ側では起動ごとに認証サーバーにアクセスする仕様となっていた。 そのため、すでにログインしていたユーザーも認証ページの負荷増大で強制的にログアウトされることとなり、ログイン障害と合わせて、アプリから操作できない状態に陥っていた。
他人事ではあるが、なかなか考えさせられる。
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サーバーを新しく立ててると間に合わないから、既存のどれかに間借りしよう。 認証用のサーバーなら、認証しかやってないから負荷も軽いはず。
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マスク不足ではあるが、家電メーカーのサイトに直接申し込む人はそう多くはないだろう。 シャープのネット家電を使ってる人ぐらいじゃないか。
きっとこんな感じで準備を進めたんだろう。 そして予想外の大盛況からのサーバーダウン。
これが自社サーバーじゃなくてAWSなんかのサービスを使っていたら、もっとちゃんと捌けていたのだろうか。 なんか、やれそうだよな。 もちろん金はかかるけど。