夜も延長
定年延長で批判的に報道されていた黒川検事だが、更に賭け麻雀でも報道されることとなった。
感染防止で自粛が求められているこの時期に、いかにも密な麻雀。 しかも賭け麻雀。 あろうことか検事が賭博。
とまあ叩かれる要素しかない状態だが、ちょっと面白かったのは麻雀の面子が産経と朝日の記者だったこと。 いや、朝日は元記者か。 いずれも取材を通して親しくなり、麻雀をする仲になったとか。
しばらく前に、女の記者に色仕掛けでネタを取らせていたことが問題になっていたが、男だとこんな感じなんだね。 記者の自宅で賭け麻雀なのは、この時期に風俗店は拙いと思ったからだろうか。
賭場である記者宅までの交通費とか、食事とか、経費で落としたんじゃないのかね。 接待なので賭け麻雀も基本的には負ける方向で、なんなら負けて払う金まで含めて経費だったりするんじゃないか。
きっと、こうした記者が優秀だと評価されてきたのだろう。 新聞社内では。 そして 「とにかく親しくなってネタを取ってこい! あいつらを見ろ!」 なんて、新人記者が煽られているのだ。
産経と朝日の他の記者は、この件で、黒川君のところへ取材に行ったりするのかね。 「弊社の記者と賭け麻雀をしたと報道されていますが」 なんて。
それよりさっさと自分とこの記者を吊し上げればいいと思うが、まあ、やらないよな。 自宅に押しかけないし、親や親戚や学生時代の友達に話を聞きに行かないし、卒業文集を晒しもしない。
他社の記者もそう。 産経と朝日に形式的に取材を申し込んで、断られて終わり。 自分たちも同じことをしているからだ。
他所の過ちを 「組織内部の人間だけでは自浄作用が働かない。 外部の目を入れなければダメだ」 なんて責めるのに、自分の問題は取材源の秘匿を盾に 「厳正に対処しています」 で終わらせるのはメディアの様式美だが、産経の 「取材には答えません」 はもう禅の美の境地だな。
そして新しく担当になった記者が言うのだ。 「今後は私の家でやりませんか?」 と。