押さずに忍ぶこと

「べらぼうに美しい腋だ」 って言うエステのCM。 腋はいい。 高知はどうでもいい。 「べらぼう」 だ。

一昨年だったと思うが、仕事してる最中にふと疑問に思った。

べらぼうって、何?

で、会社においてあった広辞苑と大辞林で調べてみたのだった。

べらぼう(便乱坊)

江戸時代に、見せ物小屋にいた奇形の人間。 この見せ物から、べらぼうが馬鹿の意になった。

と、まぁだいたいそんなことだった。 要するに、ばりばりの差別語なのだ。 あれだけ人権とか差別に敏感なテレビなのに、べらぼうは問題ないのだろうか? 実は問題ないのである。 テレビが敏感なのは、人権でも差別でもなくて、クレームなのだから。 べらぼうなんて、死んでからもう300年ぐらいたってるし、全然関係ないのだよ。 念のためにもう一度言っておくが、腋はいい。 綺麗な腋はいいぞ。

明日は、浜松町で打ち合わせ。 都心の電車は人が多くて、どうも苦手なんだよな。 ところてんのように電車から押し出されて、だらだらとホームの階段を下りるときに、 「目の前のこいつを突き飛ばすと、雪崩のように全員転げ落ちて行くんだろうな」 と考えてしまうのは、そして、 「やってみようかな」 と密かにゾクゾクしたりするのは、きっと俺だけじゃない。 つまり、自分もいつ突き飛ばされる方に回るか判ったもんじゃなくて、なかなかに油断大敵なのである。 そんな浜松町なのである。