Hobby JAPAN

老舗模型誌 Hobby JAPAN の編集者が、Twitterへの投稿で解雇処分となった。 livedoor NEWS から。

ホビー誌『月刊ホビージャパン』などを発行するホビージャパン社は26日、SNS上でホビー商品において「転売行為・買い占め行為」を容認するような不適切発言をした社員(編集者)について、退職処分とすることを、公式ツイッターにて発表した。

ツイッターでは「弊社社員のSNS等での不適切発言に関する社内処分につきまして」とし、「該当社員 月刊ホビージャパン編集部 編集担当 退職処分」と報告。 そのほか、管理監督者の常務取締役編集制作局長を取締役に降格、同誌の編集長を副編集長に降格、同誌の副編集長をデスクに降格することを伝えた。

解雇の理由とされる投稿がこれら。

転売を憎んでいる人たちは、買えなかった欲しいキットが高く売られてるのが面白くないだけだよね? 頑張って買えばいいのでは? 頑張れなくて買えなかったんだから、頑張って買った人からマージン払って買うのって、普通なのでは。

かつて行われていた模型3割引き販売は普通の店舗には激烈に痛い。 あんなことができるのは薄利多売の大型店舗だけ。 HGを売って売って売りまくって200とか300とか売って粗利数万。 しかもそんなに売れるのは主役機だけ。 スケールなんてその1/100くらい? ユーザー優先な状況が必ずしも良いとは限らない。

うーん… 転売問題が難しいところは、転売されて困るのが一部のユーザーだけってことで、ものは売れてるからメーカーも小売も問屋も売上がしっかり立つから、業界的には安泰なんですよ。 逆に、いつでも買えて割引ガンガンのかつての状況って、店舗が死ぬので、業界へのダメージもでかいんです。

言ってることは、そう間違ってもないんだよな。 短期的な視点では。 転売屋の介在による価格高騰は業界の衰退につながるので、長期的な視点では、望ましいものではないだろうが。

模型誌の編集者なら同じように考えそうなものだがな。 模型が入手難って、摸型誌にとっては死活問題だろう。 転売を肯定してると思われたら尚の事。 手に入らない間は雑誌でも見て… なんて思う層すら離れてしまうのではないか。 ちなみに Hobby JAPAN の発行部数は11万部。

とはいえ、これで解雇は厳し過ぎると思うけど。 雑誌社としては転売を容認していない姿勢を見せることが必要だったんだろうけど、解雇の取り消しを求めて裁判を起こされたら、会社の方が負けそうな気がするよ。

なんてことを思いながら Hobby JAPAN のサイトを見たら、読者データが掲載されていた。

まずは男女比。

男性 94.6%
女性 5.4%

次に年齢分布。

55〜   3.8%
50〜54 7.0%
45〜49 13.3%
40〜44 16.5%
35〜39 18.4%
30〜34 13.9%
25〜29 10.1%
20〜24 6.1%
15〜19 6.6%
  〜14 4.3%

最後に、趣味に使う一ヶ月の小遣い。

50,000〜      2.2%
30,000〜49,999 11.9%
15,000〜29,999 34.1%
10,000〜14,999 9.0%
 5,000〜 9,999 23.8%
 3,000〜 4,999 11.2%
 1,000〜 2,999 6.5%
      〜   999 1.3%

摸型って本当におっさんの趣味なんだね。 って今更か。

このデータを見るまでは、転売屋について逆張りしたぐらいでクビって厳しすぎるだろうと思っていたが、状況は思ったよりも深刻だった。 この人口構成って、つまりこの業界に先が無いってことだからね。 若者の参入を妨げているのが経済力なら、値段を下げるのが一番の対策だろう。 なのに転売屋の介入で品薄の価格高騰。 迷惑なんてレベルじゃ無いわけだ。

まあそんな状況だからこそ、転売屋が介入するのだが。