銃口

安倍晋三を撃ち殺した山上徹也。 その動機は、世界平和統一家庭連合、旧統一教会への恨みだそうだ。 母親が信者で辛い思いをした。 その恨みを、統一教会と親しい関係にあると思った安倍晋三に向けたとか。

ということで、かつて無い程に 「世界平和統一家庭連合、旧統一教会」 をニュースで聞くようになった。 俺の見た範囲では、旧統一教会そのものよりも、どの政治家が繋がりがあるとかの方が多いが。

で、そうして取り上げられた政治家は大抵、報道を受けて 「今後は繋がりを断つ」 的なコメントをするのだが、中には継続希望な人も。

FNN から。

岸防衛相は26日の記者会見で、旧統一教会との関わりについて質問されたのに対し、 「統一教会の方と付き合いもあるし、選挙の際にも手伝ってもらっている」 と述べた。

一方で、 「具体的に運動員という形では手伝ってもらってはいないと思う。 具体的には分からないが、(投票呼びかけの)電話作戦などがあったと思うし、ボランティアなどで手伝ってもらったケースはあると思う」 と述べた。

その上で、今後の選挙でも旧統一教会の関係者に手伝ってもらうか質問されたのに対し、 「あくまでもボランティアという形なので次の選挙でどうなるかはお答えできない」 とした上で、 「選挙なので支援者を多く集めることは必要なことだと思う」 と指摘した。 岸防衛相は銃撃されて亡くなった安倍元首相の実弟。

開き直ったように聞こえるが、というか開き直っているのだろうが、開き直る思いにはちょっと興味がある。

恨みによって暴発する人がいると山上君が示してくれたのだが、同時に20年ぐらい恨みを熟成しないと暴発しないってことも示してるんだよな。 子供の頃に苦労して、就職して、何度か転職して、無職で41歳を迎えて、そこでようやく暴発するのだと。

一方で旧統一教会だが、こちらは家族の困窮を置いても大金を貢ぎ続ける信者を多数抱えている。 まあ貢ぐ側は、家族の困窮を救うためと思っているのかもしれないが。

そんな信者なので、簡単に銃にも防弾チョッキにもなるんじゃないか。 旧統一教会の。

と考えると、山上君よりも旧統一教会の方が遥かに恐ろしいだろう。 実際に銃を入手するのは難しかったはずが、手製の銃で何とかなると、皮肉にも山上君が示してしまったし。

付き合っていれば選挙に有利で、離反したら命の危機。 付き合っていることで発生する山上君のようなリスクは、極小さい。 それが旧統一教会だと評価してるんじゃないか。

物理的な命の危機とは別に政治的な命の危機が、つまり旧統一機教会との繋がりが明かになることでイメージが低下し、次回選挙で不利になるというリスクもあるだろう。

しかしいろんな政治家が繋がりを報じられているので、リスクは自分だけが被るものではない状況。 しかもこの結果として投票率が下がれば、組織票を動員できる方が有利。 この件が無くても、投票率は順調に低下中。 今ならギリギリで付き合いを継続する方が有利かも。

なんてことを考えているのではないか。