石破茂

自民党総裁戦は石破茂が当選した。

総裁選では、初回投票で1位が過半数の得票となった場合は、そのまま当選。 そうならなかった場合は、上位2名による決選投票。

投票権を持つのは国会議員と党員。 国会議員は一人一票で、合計368票。 党員票は、初回投票と決選投票で扱いが変わる。

初回投票では、党員票の総数が議員数と同じになるように比例配分される。 つまり党員票の合計は368票。

決選投票では、党員票は都道府県毎に得票数が多い候補への一票とされる。 つまり党員票の合計は47票。

こうして投票された結果、初回投票では高市早苗が1位。 しかし過半数には及ばず決選投票に。 そして決選投票で石破茂に決まった。

以下、得票の詳細。

初回投票結果

高市早苗 72109
石破茂 46108
小泉進次郎 7561
林芳正 3827
小林鷹之 4119
茂木敏充 3413
上川陽子 2317
河野太郎 228
加藤勝信 166

: 議員票 / : 党員票

党員票は高市早苗と石破茂で拮抗しているが、議員票では差がついている。 議員票を最も獲得しているのは小泉進次郎。 しかし彼の獲得した党員票は、上位2名の2/3程度。

出始めの頃の小泉進次郎だったら、もっと党員票を獲得できたかもしれない。 メッキが剥がれた今でもこの得票ってのはちょっと驚いたが。 やはり知名度が大事ってことか。

議員票は小泉進次郎が最多得票なのだが、これはどうなんだろう。 人望や能力よりも担ぎ易さが評価されたんじゃないかって気がする。 他は、得票数がそのまま派閥の力か。

決選投票結果

石破茂 18926
高市早苗 17321

: 議員票 / : 党員票

自民党は中道(?)路線を行きたいって意思表示だろうか。 高市早苗は右寄りが過ぎると。

さて、決選投票では、党員票は都道府県の47票に集約されてしまうのだが、党員は集約を良しとしているのだろうか。

今回の詳細はまだ公開されていないようなので、ちょっと古い資料になってしまうが、 令和3年総裁選挙党員投票選挙人数 によると、最多と最少それぞれ3都道府県の選挙人数は以下の通り。

都道府県 選挙人数
東京都 100,050
神奈川県 64,509
愛知県 47,485
奈良県 9,060
沖縄県 9,018
岩手県 8,719

東京都と岩手県とで 一票の格差 11.5 倍 という、もう笑うしかない状況。 党員は何も言わないのだろうか。 俺は、この格差が問題になったと聞いたことがないのだが。

実は3年の間に改善されてたりするのかな。 あまりの一票の格差に嫌気がさした都市部の党員が大量に辞めてしまったとか、ありそうだし。 まあ、それを改善と言って良いのか微妙ではあるが。

決選投票追記

都道府県別の詳細が公表されていた。

集約しない単純な党員票数だと、高市早苗がやや多いが、議員票を逆転する程ではない。 都道府県別で見ると、都会で高市早苗が、田舎で石破茂が、強い傾向。 一票の格差は前回よりも拡大していた。

最多と最少、合計の具体的な得票数は以下の通り。

高市早苗 石破茂
合計 203,802 202,558
東京都(最多) 19,915 16,913
沖縄県(最少) 1,055 1,476