島津タイマー

最近は聞かないが、かつて 「ソニータイマー」 という言葉があった。 ソニー製品が保証期間の1年が過ぎた直後に壊れるのを、ソニーが意図的に壊れるように実装しているという疑いから生まれた言葉だった。 そう作る方が難しいだろうと思うが、しかし壊れやすいイメージも確かにあったんだよな。

これが実際に物理的に実装されている場合もあるという話。 テレ朝NEWSから。

医療機器などを手掛ける島津製作所の子会社が熊本県内の公立病院に納入した医療用装置の故障を装い、部品を交換していたことが分かりました。 病院側はおよそ228万円を支払いました。

病院の関係者によりますと、25日に島津メディカルシステムズの社員から 「不正が確認された」 と謝罪がありました。

納入したX線撮影装置に回路を遮断するタイマーを仕掛け、故障を装って部品を交換したと説明があったということです。

病院側は修理のためにおよそ228万円を支払いました。

島津製作所は 「保守点検時に不適切行為があったとみて調査している」 としています。

わざわざタイマー仕掛けるのは何故だろう。 ノルマがきつかったのだろうか。 タイマー仕掛けてノルマを達成することと、仕掛けたタイマーが見つかった場合のリスクと、全然釣り合わない気がするのだが。 見つかる前に仕事を辞めるつもりだったのかな。

ここまであからさまじゃ無いけど、コンピューターの世界でも似たようなことをやってるよな。

OS含めてソフトウェアはアップデートの度に重くなり、満足に動かそうとするとハードウェアの買い替えが必要になる。 少々遅くても我慢して買い替えない人のために、何世代か前はサポート対象外にしてしまうことも。

サポート対象外にすることの影響が大きい Microsoft は、反対に押されてサポートを延長してしまうことも多かったが、影響範囲がそれ程でもない Apple は容赦無い。

で、ノルマの話だが、仮にきついノルマが原因だったとして、そのノルマは何に対してだろうか。 単純に作業費と技術費と出張費なのか。 修理依頼の多さはマイナス査定にならないのか。 一定期間内の再修理はマイナスだが、一定期間を過ぎれば問題無いのか。

再発防止には、この辺りのバランスを改善するのが良いのだろう。 でも問題を起こす人はごく一部で、そんな人は問題を起こして辞めてしまうんだよな。 で、残っている真面目な人の苦労が増えるだけという…。

ノルマとかじゃなく、もっと直接的な会社の方針だったりするのかな。 納品時にタイマーを2年にセットしとけ。 2年後の修理でタイマーを1年にセットしとけ。 で、1年後の修理の際に、新製品の導入の話をしろ。 みたいなの。