みんな電気羊
ドラえもん。 もう見なくなってから長いが、あれはまだやっているのだろうか。 ここ数年は夏休みの映画もやってないような気もするが、関心が無いからCMを見ても覚えてないだけなのかもしれない。
ドラえもんの何が凄いって、アイテムが共通知識になっていることなんだよな。 どこでもドアとか、タケコプターとか、知らない人の方が少ないだろう。 そのどこでもドアをネタにした、ちょっと面白かったもの。
夜、のび太が寝ていたらトイレに行きたくなって、トイレに向かってたら電話が鳴って、とってみると雑音ばかりで聞きにくかったけど 「2日・・ど・・(ザーー)・・・つかうな!」 と声が聞こえた。 怖くて、これは夢だよねみたいな感じで無かったことに。
その2日後、のび太がしずかちゃん家に遊びに行くからドラえもんにどこでもドアを貸してもらったけど、着いた先は何もない真っ白な空間。 その瞬間ドラえもんが真っ青になって、どこでもドアが壊れたのかも… と言ってドアを開けてみるが、その向こうは同じ白い空間。
ドラえもんがタイムでんわを出して2日前の自分達に助けを呼ぼうとしたら急に周りが暗くなって、ドラえもんが叫ぶ声が聞こえて、のび太が手探りでドラえもんを探すけど見つかったのはタイムでんわだけ。 ちょうど過去に繋がってたけど雑音で何も聞こえない。 のび太が 「2日後どこでもドアを使うな」 って叫んで終わりだったはず。
この話が、ドラえもん本編のものなのか、二次創作なのかは不明。 見つけたのはどこかの掲示板で、オリジナルから句読点と改行を変更。
どこでもドアは、名前こそドアだけど、実態は移動装置だ。 移動先に接続さえできれば、移動時間は距離に依らずほぼ一定となる超高速移動装置。
同じような高速移動の別の実装は、SFの仲ではいろいろ考え出されてきた。 覚えている範囲では
- ワープ
- ヤマトでおなじみ。 基本的にはロケットの延長で、噴射の反作用で進む。 ポイントは、噴射するのが超光速のタキオンであること。 これによって超光速を得ることができ、超光速のために少しずつ過去に戻りながら進むことになり、結果として長い距離をわずかな時間で進むことになる。 でいいのかな?
- フォールド
- マクロスの世界。 見た目から察するに、移動先と自分の位置の空間を入れ替えてるっぽい。 まあ、入れ替えなかったら、移動先で物質同士が重なって大変なことになるよな。
- 超空間ジャンプ
- スターウォーズの世界。 時間の進み方とか、性質が違う超空間なるものを抜け道のようにつかって、距離と時間を越えるやり方。 バリエーションは色々あるが、海外SFではこれが主流のような気がするな。 ブレードランナーにも、これを思わせる台詞があったはず。 どこでもドアは、これの小規模なものではないか。
- 分解転送
- 蠅男の世界。 分解情報化し、情報を転送して、移動先で再構築する。
最後のが他の3つと決定的に違うのは、移動するものが移動中にその形を保っていないこと。 いや、形がどうとかじゃなくて、移動前後で別物になっていること。 これは恐ろしい。
function travel( traveler ) {
var arrivedTraveler = traveler.clone();
delete traveler;
return arrivedTraveler;
}
JavaScript風に書くならこんな感じか。 全く同じ情報を持つオブジェクトをメモリ上の違う位置にコピーし、元のを削除する。
これを使って
var watanabe = new Human( "渡邊" );
watanabe = travel( watanabe );
と移動した場合、移動先に出てきた俺は俺なのか? 移動前の俺、死んでない?
ま、それはそれとして。
その瞬間ドラえもんが真っ青になって
とあるけど、ドラえもんは最初から青いよな。